隣の家にドリフト(漂流)したら困るので……
もちろん、今年も葉はすすけ、虫体らしきものも見られ、アリが幹を上へ下へとせわしく行き来している。
こうなる前に、つまり春先に農薬を散布すればいいのだが、江別は6月の中旬まで風が強い日が多く、なかなか農薬散布に適した日が少ない。そしてまた近年では、(私も若いころはけっこう平気にやっていたが)2メートルを超える木に薬を散布するという行為が、近所のことを考えるとうしろめたいというか、なるべく避けるべきだと思うようになってきている。バラにハンディタイプのスプレー(霧吹き)で薬をかけるのとは違うのだ。
こうして重い腰を上げないうちに、ナツツバキはカイガラムシ天国となってしまう。
もっと樹高を切り詰めて管理しやすくするという選択肢もあるが、もうあんなことはないと思うが、もしかするとまたポーポーちゃんが来るかもしれないと思うと、ある程度は葉を繁らせておきたい。
で、今回私が決めたカイガラムシ退治の方法は、オルトラン粒剤をまくというもの。
ダメモトではある。というのも、2メートル以上の高さまで根から吸収された薬の有効成分が樹液の中で上がっていく可能性は高くないからだ。
カイガラムシと厚い友情で結ばれているアリたちを退治することも忘れてはならない。
これで様子見である。
なお、オルトラン粒剤はバラの株もとにもまいた。
こちらの方はアブラムシにかなり有効だと考えている(そういえば、むかしは私もバラにはオルトラン粒剤をずいぶん使ったものだ。なぜ、ここ数年はやめていたのだろう?)。
シューベルト(Franz Schubert 1797-1828 オーストリア)の「鳩の使い(Die Taubenpost)」D.965A。
14曲からなる歌曲集「白鳥の歌(Schwanengesang)」D.957(1828)の第14曲。
当初は第1~13曲が出版される予定だったため、第14曲には別のD.番号(ドイッチュ編の作品目録番号)が付けられている。