幻の跡地の向いには幻的バス停が
江別のきらら街道と旧恵庭線が交わる交差点のすぐ近く。
グーグルマップを見ると、そこに夕張鉄道の上江別駅跡と記された場所がある。どうやら歩道上のようだ。
きらら街道はむかし、夕張鉄道の軌道が敷かれていた場所だから、このあたりにかつて駅があっても
おかしくない。が、グーグルマップで気づくまでは、まったく知らなかった。
で、行ってみた。
しかし、何らかの痕跡はまったく発見できなかった。
アスファルトがぼこぼこしているただの、でも広めの歩道だった。
近いうちに、もう一度確認しに行ってみようと思っている。
地図上の『跡地』の向い側には、夕鉄バスの停留所が。
この停留所にバスが来るのは、土日祝日のみで1日1本だけ。
南幌東町18:40発、江南橋経由、新さっぽろ駅前行きの第48便である。
なんぽろ温泉を利用した人が帰る時間に合わせて運行しているのだろうか?(この便が停まる「南幌温泉入口」と他の便が停まる「南幌温泉前」のバス停がどのくらい離れているのかよくわからないが)。
利用状況はわからないが、どう考えても多くの人が利用しているとは思えない。
なんだか、かえってわざわざ赤字路線を作ってしまっているような感じがしてならない。いろんな事情があるんだろうけど。
バス時刻表をじっくり見つめても、この路線の逆向きの便、つまり江南橋経由の南幌東町行きのバスはない。だから「上江別南町入口」のバス停は片側にしかない。
なんだかここを走っている夕鉄バスの姿が猛烈に見たくなってきた。明日あたりが狙い目か?
なお、この路線は南幌-新さっぽろ間の路線だから、10月からの廃止路線の対象はならないはずだ。
リスト(Liszt,Franz 1811-86 ハンガリー)のベートーヴェンの「アテネの廃墟」モティーフによる幻想曲S.122(Fantasie uber Motive aus Beethovens 'Ruinen von Athen'.1852?)を。