電動ノコでも1時間半を要した切断劇
プルーンの木が枯れたことを5月に報告した。
これを電動のこぎりで切る作業から逃れられないことも書いた。
私が持っている電動のこぎりはこれで、刃は直径10cmまでの軟らかい木を切断するのに適しているというようなことが書かれていた。しかし、プルーンの木の幹は直径が16cm、しかも硬い。
通勤の車窓から見えていた野幌森林公園の百年記念塔の姿もすっかり見えなくなり、見えているのはクレーンだけになった。それを見ていると、プルーンの木も早く切ってしまわなければと焦る。
切断するのはたいへんだろうなと思ったが、本当に大変だった。
手がしんどくて(休んでいる時も手にピクピクと震えが残る)、1時間半かかった。
これが作業開始前の姿。
まずは、余計な凹凸を切り落とす。
切断1回目。
また、余計なでっぱりを切り落とす。
切断3回目。
切断4回目。
切り口を見ただけでも、かなり硬そうな木だということがわかるだろう。
地面ぎりぎりまで切りたいところだが、この日は体力気力、手のブルブル、近所への騒音の迷惑をこれ以上続けられないと判断し、作業終了。電動のこぎりの本体の厚みもあるので、地面ぎりぎりで切断するのはどっちにしろ無理か……
切った『丸太』がこれ。
ノコで十字に切り込みを入れたのは、ここに手斧を当てて縦に割るため。
市がゴミとして回収してくれる、直径10cm以下の薪にするのだ。この作業もまたかなり大変なのだ(前に経験済み)。薪割りの楔のような道具も売っているが、それなりの値段がする。この4つの丸太のためだけに投資するのには抵抗がある。まずは手斧でやってみる。
本当はもっと深く切れ込みを入れたかったのだが、それまたたいへんなので、このようにお印程度になってしまった。
野幌森林公園の百年記念塔があった方向に見えるのは、いまはもうクレーンだけ。
あの背の高いクレーンはどうやって解体・撤去するのだろう。
高層ビルの屋上に建てられたクレーンは、それより小型のクレーンを持ち上げて組み上げ、大型クレーンを解体し、さらに小型クレーンを持ち上げてって話は聞くが、この場合は地上から解体していくってことなのだろうか?それしかないな。でも、頭が混乱してきた。
グラス(Philip Glass 1937- アメリカ)の連作劇「シヴィル・ウォーズ-木は切り倒された時に初めてその高さがわかる(the CIVIL warS - A tree is best measured when it is down)」(1984-85)から間奏曲第1番と第2番を。