スタンダードに甘んじることに
最近になって、在宅勤務中に会社貸与の PC を起動すると、『このネットワークは安全ではない』みたいなメッセージが表示されるようになった。
また、自分のパソコンでも、セキュリティソフトの『Wi-Fi アドバイザー』機能で、自宅の Wi-Fi は安全とは言えないというようなメッセージが出ることがある(だから、うっとおしいので、いつもは『Wi-Fi アドバザー』機能を無効にしている)。
さらに、自分のパソコンをスリープ状態から復帰させたとき、ほんの一瞬の間ではあるが、Wi-Fi につながるタイムラグが出るようになった。
加えて、先月、「I・O データ」から、古いルーターの買い替えどきの目安みたいなメールが届いた。
そんなこともあって、先日ヨドバシカメラに行ったときに、無線 LAN ルーターの売り場に近寄ってみた。
こんな商品があった。
列の中央の I・O DATAのルーターである。
箱を見ると『スマホ・タブレットをメインにお使いの方におすすめ』と書いてある。私はパソコンをメインに使っている。たまたま近くにいた店員さん-ヨドバシでたまたま近くに店員さんがいるなんて、かなりラッキーなできごとだ-に、「このルーターなんですけど、パソコンをメインに使っているのですが、私に使う意味はありますか?」と尋ねると、「もちろん大丈夫です」と答えてくれた。
さらに豊富な商品知識と親切丁寧な接客で、いろいろと教えてくれた。
やはり、ルーター自体の寿命(使えていたとしても)やセキュリティのことを考えるとそろそろ買い替えた方がいいということだった。ふだんは夫婦2人でパソコンとスマホを使う程度なら、このスタンダードモデル WN-DAX3000GR で能力的には十分だということもわかった。
ただし、将来的なことを考えたらこの機種(DAX5400QR。12,500円くらいだった)という選択肢もありますとも言われたが、いくら将来とはいえ、いま使っているパソコンの Wi-Fi の速度が 11ac で最大433Mbps だという現実を踏まえると、4804Mbps の恩恵を享受できる日が来るとは想像できなかった(契約している au ひかりの速度も 1G だし)。
ということで、DX3000GR に決定。しかし、この商品はお届けになるということなので、店舗では購入手続きをせず、ヨドバシ.comで注文。翌々日には自宅に商品が届いた。
インターネットにつながらず
過去の経験から、新しいこのルーターとパソコンやスマホの接続は簡単にできるという確信があった(私は WPS ボタンを押してルーターの引っ越しをする『Wi-Fi 設定コピー機能』は使わず、最初から設定するようにしている)。
ところが、電源を入れ『インターネット回線の自動判別』が行なわれたあと、なぜかルーターのランプもインターネットのランプもつかない(背面のインターネットランプは点灯)。
パソコンのタスクバーに表示されている地球みたいな形のアイコンで SSID を表示させ、このルーターの SSID を選ぶと、設定画面に推移した。
そこで表示されたのは『2重ルーターの可能性があるため AP モードに切り替えます』というメッセージ。
AP モードとはアクセスポイントモード(ブリッジモード)のこと。
いやだ。これまでだって AP モードになんて設定していなかった。
ルーターモードで動かしたいので、キャンセルを押す。
電源を入れ直すが、同じことの繰り返し。
なぜつながらない?…… 続く
ブリッジ(Frank Bridge 1879-1941 イギリス)のピアノ五重奏曲ニ短調H.49a(1901-12)を。