スリーブから抜き出すと……
 弁菜亭(札幌駅立売商会)の「知床とりめし」のご飯の表面から錦糸玉子が消えたことを報告した。
 鶏淫婦エンザ←おや?
 鶏インフルエンザによる卵不足の影響を受けたものだと思うので、寛容な私はそれを静かに受け入れた経過にある。

 ところが、復活したのである!
 錦糸玉子が!

 石山さんたちと飲む日の昼、夜に備えて別に気合を入れたわけではないが、私は朝、札幌駅西改札前の「弁菜亭」のワゴンで「知床とりめし」を買った。

 そして昼。
 外側のスリーブから弁当箱を取り出したとき、私は思わず「うぁっ!」と小さく叫んでしまった。
 だって、錦糸玉子が復活してたんですもの!

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 向かいに座っている女性社員が「どうしたんですか?」と心配そうに声をかけてくれたので、「錦糸玉子が戻ってるんです」と事実だがワケのわからない答えを返したら、「はあ……」と言っただけで、そのあとは深追いして来なかった。かかわらない方がいいと思ったのだろう。

 原材料表示にも『錦糸玉子』の文字が復活している。

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 が、ここで私は直感的に、いつもより鶏肉が小さいような感じがする気がしないわけでもないような気がした。

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 そこで前回の「知床とりめし」の記事を確認してみた。

 うん。やっぱり肉がひと回り小さくなっているような感じだ。
 が、科学的に比較してみよう。

           前 回        今 回
 エネルギー     698kcal       673kcal
 たん白質         22.1g        21.7g
 脂質           17.8g        17.7g
 炭水化物       106.6g           100.7g        
 食塩相当量          3.6g            3.0g

 このように、エネルギー全体も少なくなっている。
 栄養素別では錦糸玉子が復活した分、上がるはずのたん白質が落ちている。ということは、やはり肉の分量が少なくなったという仮説がたてられる。
 炭水化物が減っているのはご飯の分量もわずかに減らしたということだろうか。肉とご飯(鶏炊き込みご飯)が減ったとすれば、その味つけの食塩量も減ったのだと考えられる。

 でも、お値段据え置きなのは立派!
 そして、こんな比較をしてる暇な私もある意味立派!

 マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第2番ハ短調復活(Auferstehung)」
(1887-94/改訂1903)。  

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