薪のようにしてからゴミに出します
My Garden では先週、バーバスカム・ビオレッタの花が咲き始めた。
毎年、同じじゃないかって?
何をおっしゃる。
こういう変異のないいつもの光景、当たり前の日常っていうのが大切かつ幸せなのだ。
植えつけ後に気温の低い日や風の強い日があったが、野菜の苗も元気に育ってくれている。
ところが、である。
プルーンの木から新芽が出てこない。一つも。
すでに先月の段階で異変に気づいていたのだが、「変かも」との思いは現実になった。
ほらね、当たり前じゃないのってイヤなものでしょ。
いまから20年以上前に太さ1cmほど、高さ1メートルほどの「細い棒」のような苗木を買って植えつけ、最盛期にはこんなにたわわに実をつけていたシュガー・プルーン。
しかし、ここ数年はほとんど花をつけることがなくなった。
おそらく、背が高くなりるので毎年秋にかなり大胆に剪定してきたせいだろう。
そしてここにきて葉を出さなくなったのも、切り詰めすぎたせいだろうか?
と、幹にこのような穴がいくつかあり、木くずがあたりに散らかっているのを発見した。
あきらかに虫害だ。カミキリムシだろうか?
枯死してしまったのは間違いないようだ。
枯れたのは残念だが、正直なところホッとしている自分もいる。
というのも、ただただ葉ばかり繁らせて上に伸び、秋には大量の落ち葉を散らす、その剪定と掃除の作業から解放されるからだ。
いまでは幹の太さが15cmほどにまでなったこの木。
江別市では直径10cm以上の木はゴミとして出せない。
電動ノコギリで切り、さらにマサカリで薪のようにそれを割る作業をしなければならない。
それもまたたいへんだ。私にとっては百年記念塔を解体するぐらいの重労働である(下の写真は5月10日時点の様子)。焦らずのんびりやるつもり。
林光(Hayashi,Hikaru 1931-2012 東京)の「花神」。
1977年に放送された NHK 大河ドラマのオープニング・テーマ曲で、演奏は山田一雄指揮の NHK 交響楽団。