卵の棚へ続く列
先週の木曜日-その日は在宅勤務だったのだが-、この日の昼もラーメンを作ろうと思い、ちょいとばかり『職場』を抜け出して、スーパーにラーメンの麺とスープを買いに行った。
スーパーに着いたのはちょうど10時。
平日にもかかわらず、入口から駐車場へと人々が列をなしていた。
卵を求める人の列である。
私は卵を買うわけではないので、その列を無視して勝手に入店することもできるのだが、もうそのような雰囲気ではない。なので、その列に私も並び、列の流れに身を任せてそのまま卵売り場まで並び続け、そして卵を手にした。この時点で、潤沢とは言えないまでも、まだまだ卵は残っていた。
なお、卵の入荷が不安定なので、13日からは卵の販売が11時以降になるとの貼り紙が貼ってあった(下に載せた写真)。
そのあと、私は西山製麺のラーメンの麺とスープ、『三味』を買い、レジに行った。
レジでは、卵だけを買って会計している人が多くいた。卵目的の人がいかに多いかをあらためて知った。
昼に作ったラーメンは、いつもどおりおいしかった。
弁当の棚に立ちはだかる列
翌12日。
朝、札幌駅に着き、Kiosk のラッチ中店に弁当を買いに行くと、またまた店内は長蛇の列だった。
2020年の2月に大阪から札幌に転勤し、札幌駅近くにある会社に出向。その後、定年となりその出向先だった会社にそのまま再雇用していただいた私。あれから3年。この間は、コロナの流行で人流が、大波小波があったにせよ、大きく抑えられてきた。
それから解放されたのだ。
ふつうの日常に戻ったのだ
なのでキヨスクも過去3年でなかったほどに混みあうようになった。しかも、この間にいくつものキヨスクが閉店となった。もともと他のキヨスクはラッチ中店ほど弁当の品ぞろえはなかったにせよ、とにかくみんながラッチ中店に集中するようになってしまったのだ(他にもう一店舗あるが)。
そういえば、それに反比例するようにサンドリアのサンドイッチ自動販売機の列は(私が通りかかる夕方では)すっかり短くなった(朝の8時半ころは自販機の中がからっぽになっていて、当然誰も並んでいない)。
レジに並ぶ人の列は弁当の陳列棚の前まで続き、ときとして店の外にまで出てしまう。
どんな弁当があるのか品定めができないが、かといって手ぶらで列に並び、進んで行って弁当の棚の前に行ったときに初めて弁当を選んで手に取るっていうのも、なんだかなぁと思う。気に入ったものがあるとも限らない。
とにかくこの日は、その列を見た瞬間に私はあきらめ、改札の外に出て、改札前でワゴン販売中の「弁菜亭」で「知床とりめし」を買った。
この日の『売り子』さんは、あの男性だった。
私「知床とりめしをください」
弁菜亭氏「朝早くからありがとうございます」
なんか、いいなぁ。こういう言葉。
なお、錦糸玉子の標記のないラベルについて、前回はピンボケだったので、あらためて載せておく。
この日は、卵のスープで色どりを添えてみた。
良い気分で買わせていただいた「知床とりめし」は、またまた最上の味わいだった。
この日の帰り。
前日に卵を買った「ホクレンショップゆめみ野店」に寄ると、当たり前のことながら卵売場はすっからかん。ウズラの卵さえ無くなっていた。
ところが、翌13日の10時過ぎにこのスーパーに行ったら、早くも卵のパックを手にして店から出てくる人が少なからずいた。結局、開店前に入荷し陳列できたってことなんだろう。
私はこのときは店の奥まで行かなかったので、実際の卵売場の様子を確認しなかったけど……
※ 5月15日の18時過ぎにこの店に寄ったら、すでに『11時以降の販売』の貼り紙はなくなっていた。
ブゾーニ(Ferruccio Busoni 1866-1924 イタリア)の「サラバンドと行列-『ファウスト博士の2つの習作』(Sarabande and Correge - Two Studies for Doktor Faust)」Op.51(1920?)を。