残すことが大切
このあいだの土曜日は、風邪気味で気分はあまりよくなかったが天気が良かったので、カーポートの屋根に上ってみた。
いや、高いところに行きたかったのではない。私は高いところは嫌いだ。嫌いなうえに怖い。
カーポートの屋根の雪がすっかりなくなったあと、白っぽいプラスチック片のようなものがいくつかあったのが気になって、やむを得ず上ったのだ。
それは屋根に飛び出ているビスを覆うカバーだった。
雪下ろしのときにがんばりすぎて雪かきショベルで破損してしまったのだ。
構造上には影響を及ぼさないが、どっちにしろカーポートの雪おろしをするときは、雪をとことん下ろすのではなく、5cmから10cmは残しておくべきだということだ。でないと、ビスを破損しないまでも足に引っかけたりするし、凹凸がむき出しになった屋根に立つのはけっこう容易ではないからだ。雪かきショベルを破損する恐れだってある。
そのあと、カーポートの前部の屋根裏(?)にある雨樋につながる溝に手を入れてみた。
泥やゴミがたまって流れが悪くなっていないか確かめようと思ったのだ。
すると気持ち悪いくらい真っ黒な泥や細かな枝などのゴミがたまっているのがわかった。
それらを取り除いた。
雨樋上部のねじると開けられる部分も開けてみた。ここにも細かな木の枝のようなものが絡まって水流を妨害する形になっていた。触るのはいやだったけど、これもがまんして手で取り除いた。
これで今年はゲリラ豪雨が降っても、雨樋以外の変なところから雨があふれ出てくることはないだろう(考えてみればいまのカーポートに立て直して10年くらい掃除をしたことがなかった)。
庭には冬の間カーポートの屋根から投げ下ろした雪がまだ残っているが、明らかに昨年より雪解けが早く進んでいる。
2階の窓からはやや離れたところの畑(農地)が緑色になっているのが見えて、牧草か秋まき小麦かはわからないけど、春だなぁとうれしくなる。
ディーリアス(Frederick Delius 1862-1934 イギリス)の「春の田園詩(春の牧歌。Idylle printemps)」(1889)を。
おや、廃盤 ↓