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  あのころは『つぎ』ではなく『2』だった?
 1986年2月23日に行われた札響の演奏会は、第20回民音コンクール《指揮》入賞記念コンサート。
 指揮は、日本の指揮者としてとっくにマエストロになっている飯森範親と本名徹二。さらに、今回ネットで調べて知ったが、2018年に仙台フィルの桂冠指揮者になっているパスカル・ヴェロである。

 「明日は月曜日だ」と、かったるく気が重い日曜日の午後6時からのコンサートに、それでも私が足を運んだのは、幻想交響曲を生で聴きたいから。
 幻想交響曲は生で聴き、生のステージを見るのは、とってもワクワクする体験だ。
 なので、当時はどんな指揮者かまったく知らないにもかかわらず、そして日曜日の夜にもかかわらず、北海道厚生年金会館にお出かけしたのだった。

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 どの曲(指揮者)も、安定した演奏(良く言えば)。どこといって特徴が感じられなかった(悪く言えば)。
 飯森範親が、登場して指揮台に登壇したあと、足の置く位置を時間をかけて選んでいたのが印象的だった。
 現在は『本名徹次』が、このときは『本名徹二』なのは、なぜなんだろう?
 本名と芸名なんだろうか?
 それともパンフレットの誤植なんだろうか?

 モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)の交響曲第39番変ホ長調K.543(1788)を、ガーディナーの演奏で。

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