ニンジンもちゃんとグラッセの味がした
 先週の火曜日の朝は、札幌駅に着くと改札内の弁菜亭(〇〇店という個別の店名はない)で「幕の内 いしかり」を食べた。令和5年最初の「いしかり」である。だからどうしたって指摘は甘んじて受ける。そしてまた、今日は2023年2回目の本館記事の更新日である。それが何だっていう非難は真摯に受け止める。

 で、私が駅弁を買うときにいつも利用しているのは、図の中央部の6:45から営業している店である。
 このマップには描かれていないが、ここで紹介したように、東西の連絡通路が閉鎖されそこにあった店舗が閉店したあと、西改札口の正面の場所で、ワゴン販売を始めている。
 また、この図の左側には2つの店舗の存在が描かれている。私は相当悩んだ。場所的には PASEO の中だ。PASEO の中に弁菜亭などなかった。しかも、もう PASEO も閉鎖されている。
 かなり悩んだ末にわかった。東西の位置的には正しくないが、これはホーム上の店のことなのだ。5・6番ホームと7・8番ホームにある、立ち食いそば処兼駅弁売り場のことだ。あー、すっきりした。

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 で、「いしかり」は新たな年になっても、変わらぬうまさ、普遍的なおいしさだった。

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 木曜日の朝は、札幌駅に着くといつもの Kiosk をのぞいてみた。

 するとこれまで見かけたことがなかった弁当が私の網膜に実像を投影した。

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 山崎製パン製の弁当だが、『クールデリカ』の表示はない。また、同じヤマザキのあの鶏の弁当が370円なのに対し、こちらは538円なのでひどく割高に感じてしまう。でも、538円なら冷静に考えると全然高くない。上がり続ける昨今の弁当相場からすれば、むしろ安いほどだ。税別で500円未満ということなんだから。

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 お伴にしたのは、この数日前に近所のスーパーでセールで1袋54円になっていたこれ。えっ?鶏の餌かって?違う!フリーズドライの味噌汁である。

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 この「トマトソースの炙り焼チキンステーキ弁当」は、370円の「鶏五目ご飯」弁当と比べ、鶏肉が肉厚でしっかりしていて、量も多い。そこが価格の差だ。満足感がある。
 トマトソースはとてもよい味。ただ、私にはちょっぴり塩分が足りなく感じた。血圧の薬をのんでいるんだから、むしろ感謝すべきことなんだけど。

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 これが定番商品になってくれたら、私にとってはほかに食べたい弁当が見当たらないときの救世主になりうる、頼もしい愛すべき存在となるだろう。

 そして、みそ汁は生みそタイプの方がおいしいかも、と思ったのだった。値段は全然違うけど……

 ヘンデル(Georg Friedrich Handel 1685-1759 ドイツ→イギリス)のオラトリオ「メサイア(Messiah. 救世主)」HWV.56(1741)を。

Messiah