この日は駅で弁当を買わなかった私
 3日間にわたり大雪という絶望に満ちた朝を迎え続けたが、6日の朝は(天気予報の予報には反していたが)雪が少し降っていたものの、雪かきを必要とするような降り方ではなかった。

 この日のJR(江別→札幌)の運行はほぼ正常に戻っていた(岩見沢方面から来る電車に一部運休あり)。私も通常ダイヤ並みに会社に到着。この日は朝イチならぬ朝2の時間に、上司と取引先に新年のあいさつに伺うという儀式があるため、Kiosk にも弁菜亭にも、あるいはコンビニにも立ち寄らなかった。
 どういうことかというと、その取引先を訪問したあとは上司は別なところへ向かい、私は帰社することになっていたわけで、つまり私は帰る途中にそのときの気分に合った弁当を買うことができるのだ。なので、朝のうちに調達する必要はなかったのだ。

 で、あいさつが終わり、私が向かったのは ESTA だった。
 このときはもう気持ちは固まっていた。再び、あのかぐわしい海苔の香りが太古のころの海の中で生きている私の祖先を思い起こさせる北〇厨房のおにぎりを買おうと。

 そうそう、おにぎりといえば ↑ の記事でも取り上げている、江別蔦屋書店の「Hakodate Omusubi 函太郎」が1月15日で閉店になるということだ。

 江別蔦屋書店オープン時からの店がまた一つなくなることになる。いろいろな要因があるのだろうけど、やはりいちばんの問題はコロナだったんだろうか?

 さて、北〇厨房の「山漬け鮭おにぎりとザンギ」弁当のお伴-これだけだと足りないので-にこの日選んだのは、ファミリーマートの『Black Boar Pork』こと「黒豚焼肉」おにぎり。
 これの製造も「とかち帯広ヤマザキ」。冬道をわざわざ札幌まで、ありがとうございます。

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 ところでファミマにこんなポスターが貼ってあった。
 前日だか前々日にテレビで観たばかりだったので、高嶋ちさ子もコンビニの広告にまで起用される人気ぶりなんだ~と思ったが、もう一度見返すと、氷川きよしだった。
 でも、似てると思いません?一瞬なら。

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  これが国産でなきゃ、私、身の振り方を考えます
 さて、食べる順番はもちろんファミマのおにぎりが先。だって、あなた!そうでしょ!551HORAI の焼売楽陽食品のチルドシウマイを1個づつ食べるとしたら、そりゃ551のをあとに残しておくでしょ?
 楽陽食品のチルドシウマイがロングセラーで人気がある、つまりそれはそれでおいしいように、ファミマのおにぎりは、想像通りごくごくふつうにおいしかったが、北〇のおにぎりは群を抜くうまさなので、黒豚には前座を務めてもらうしかなかったのだ。

 それにしても、北〇のおにぎりのむせかえるような海苔の芳香!メヌエットの一つも踊りたくなる気分だ。踊れないけど。
 鮭もおいしいし、おおば(青じそ)の風味の漬物-これ自体がおおばなのか判別不可だった-もおいしい。ザンギについては言うまでもない。
 なお、コンビニおにぎりのあとに食べたせいか、おにぎり自体がちょっとむすび方がかたく感じた(不満を訴えているのではない)。


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 余計なことかもしれないが、コンビニのおにぎりの海苔は韓国産だった。そしてまた、北〇の山漬け鮭おにぎりの海苔の原産地表示はない。これで国産でなかったら、私は世の中のあらゆることに不信感を抱くか、もしくは私自身を信じなくなるだろう。

RavelAbbado ラヴェル(Maurice Ravel 1875-1937 フランス)の「古風なメヌエット(Menuet antique)」(1929)。
 原曲は1895年に作曲されたピアノ曲の「古風なメヌエット」である。