鼻腔をくすぐる高貴な海苔の香り
そのむかし、エスタの地下1階にも「四川飯店」があって、それが閉店した後は「とろり庵」という店になって、それもほどなく閉店になって、本格的なミートソーススパゲティを味わえるという店が出店したが、あっという間に「北〇」という店になった。私が「北〇」にかわっていたのを知ったのは、少し前のことで、その横の「大金畜産」の弁当を買うときに気づいたのだった。あのパスタの店がいつ撤退したのかはわからない。
「北〇」は、私は利用したことがなかったが、PASEO WEST にあった居酒屋だ。
現在は通路としてだけ使うことができる、弘栄堂書店やショコラティエ・マサールがあった、そのさらに西側で、いま時点でも店の看板は残っている。
その「北〇」で売っている惣菜の中で、気になっていたのが「山漬け鮭おにぎりとザンギ」弁当。
見るからにしておいしそうなおにぎりだ。値段も良心的。
ただ、おいしそうなおにぎりは、たいていの場合は小ぶりで上品で、量的にはちょっと物足りない。
それが私を躊躇させていたが、なんのことはない、追加で何かを食べればいいのだと、今回購入に踏み切った。
追加購入したのは「グゥー」の「チーズおかかおにぎり」(195円)である。
さて、「北〇」のおにぎりだが、実においしかった。
ふたを開けた瞬間に、海苔の香りが鼻を刺激する。こんなに海苔が香り高いのは、コンビニおにぎりでは経験できないものだ。
握り方もちょうど良いし、具の鮭もきちんとした鮭だ。
さらにザンギがこれまたおいしい!
すばらしい弁当だ。
翌日の土曜日は、妻と久しぶりに江別蔦屋書店に行った。
昼どきだったので、そこで食事をすることに。
あいかわらずおいしい。
みそ汁もおいしい。
前の日とこの日の2日に渡って、実においしいおにぎり体験をした私。
日本人に生まれてよかったぁ~と実感した。にぎにぎ……(←意味はない)。
マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の「私は快い香りを吸いこんだ(Ich atmet' einen linden Duft)」(1901)。
歌曲集「最後の7つの歌」の第4曲である。