今週の月曜日の朝は、昼食用の弁当を買いそびれ、11時ころにセブンイレブンに行った。

 いや、その前にあの弁当を求めて LAWSON に行ったのだが、棚には気配すらなかった(いまホームページを調べてみたら弁当のラインナップから姿を消していた)。

 ほかに食べたい弁当がなかったので、セブンイレブンに行って、「これ!」っていう気持でもなかったが、食べたことのない「チャーシュー御飯&油淋鶏」弁当を買った。“おすすめ”ってシールが貼られてるし……。税込み626円、775kcalである(そう考えると、やはり大金畜産の弁当はかなりのお買い得品ってことだ)。

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 なんと弁当の容器が変わっていた。となりに置かれていた「お好み幕の内」もこれと同じ半透明の容器になっていた。半分に切られた味玉が「横からも底からも透けて見えて恥ずかしいわ」と言っていそうに見えた、らそれは心がかなり疲れている証拠だ。

 昨日の北海道新聞朝刊に、道内のセブンイレブン全店で、今月から容器を白・半透明にしたという記事が載った。石油由来のインクを控えることで、二酸化炭素の削減になるんだそうだ。って、新聞記事のタイトルそのままやん。

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 この油淋鶏は、まあコンビニ弁当の揚げ物の宿命として衣は決して薄くはないが、しかしソースの酸味が強めであまり脂っこさを感じさせない。チャーシュー御飯は良いお味だった。全体としてボリュームもばっちりである。いや、ばっちりすぎるほどである。

 最初は違和感を覚えたが、食べ終わるころには半透明の容器の方が清潔感があって良いかもと、私は早くも新容器を肯定的に受け止めるようになっていた。きっと自分の心も(『半』ながら)透きとおっているから共感したのだろう。

Virture and Vice ゼンフル(Ludwig Senfl 1486頃-1542/43 スイス)の「新しい物語を(Nun wollt ihr horen neue Mar')」。