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  なぜかそれを食べた記憶がない
 第263回定期で演奏された「シェエラザード」のライブ録音は、ここでも書いているように、フォンテック X タワレコから SACD ハイブリッド盤が販売されている。

 札響は「シェエラザード」では、岩城盤とエリシュカ盤の2種類をリリースしていることになるのである。

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 ここで余計な解説をしておくと、14ページに書かれている「ホテルアカシヤ」というのは、いまのホテルライフォート札幌のことである。おそらく、公務員関係の施設だと思う。というのも、道職員だった私の父が何度かここで行なわれた結婚披露宴に出席していたからだ。直方体のスポンジの上に薄くクリームを塗ったまったく飾りのないウェディングケーキが、ぴったりと収まる箱に入っていて、それを毎回持って帰って来ていた。

 ……シューマンの流れをくむ抒情作家で、ロマン派和声のおもしろいところもあるが、かなりに甘ったるいサロン向きのマンネリズムが鼻につく。私たちはもう彼の『ピアノ協奏曲』も、卒業してよいころではあるまいか?これはシューマンのそれにならったもので、別にわるい作品とはいわないが、いかにも亜流だ。

 と吉田秀和氏にさんざんに書かれている(「LP300選」:新潮文庫)、グリーグのピアノ協奏曲-私は年に一度くらいは聴きたくなる-を取り上げようかと思ったものの、いやいや、今年すでに一度取り上げているので、やめることにした。

 10~11ページに安倍圭子さんが登場しているので、安倍さんによる伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)の「ラウダ・コンチェルタータ(Lauda concertata)」の初演時ライブを。

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