2022DockResult2  なぜか脂質系がこぞって高値
 そんなわけで、人間ドックの結果のご報告である。

 まず血液検査。
 脂質や血糖に関しては2カ月に一度、定期的に血液検査をしているわけだが、中性脂肪は(検査前日は7断酒したこともあって)219と基準範囲よりも高いが、MUUSANの基準としては上々。
 しかし、いつもならほとんど正常範囲に収まっているコレステロール系の値がそろいもそろって高値。もちろん前日は指示通り21時前には食べ物を口にしていない。ということは、近ごろの食生活が乱れていた、あるいは食べ過ぎていたのか?(なお、腹囲は前年の検診から4cm減って78.0cmだったし、肥満度は-11.6だった)。

 そして血糖関係だが、精密検査が必要だという D がつけられてしまった。
 おととしの人間ドックでもひっかかり精密検査を受けたが、その結果は「境界型糖尿病」という異常もどきで、治療の必要はなかった。

2022DockResult1  11年経って再び……
 そして腹部超音波検査。
 過去に指摘された脂肪肝、肝血管腫(こちらは数年ぶり)、左腎のう胞は今回も常連の地位を譲っていなかった。ただ、おととしの検査で指摘された胆のう腺筋症は、今回認められなかった。

 で、C2 という3カ月後には再検査しなさいと指摘されたのが膵管拡張である。
 膵管拡張については12年前のドックで初めてひっかかり(3mm)、CT 検査や超音波内視鏡検査を受けた。さらに11年前のドックでもひっかかり、再び CT 検査を受けた。
 結果的には膵炎などの異常は見つからなかったが、そのあたりのことは、特に『本館』で何回にもわたって詳しくいきさつを書いているので、興味のある方というか、同じく膵管拡張やその検査で不安を感じている方は参考にしていただきたい。『膵管拡張』『超音波内視鏡』『CT』といったキーワードで検索していただければと思う。

 11年前に膵管拡張と言われたあとは、帯広、名古屋、大阪で受けたドックの腹部超音波検査で指摘されることはなかった。もちろん検査前には「膵管拡張と言われたことがある」と伝えているので、念入りに見てくれたはずだ。
 それが今回、11年ぶりに指摘された。拡張は3mmから4mmに1mm増えていた。
 いったん拡張が元に戻って、4mmまで広がったのか、見つからなかったが3mmのものが11年かけてさらに1mm広がったのかはわからない。わかったところで、とにかく4mmは4mmだ。

 検査の結果報告書と、再検査を受けた結果を報告する用紙と封筒(血糖用と腹部用の2通)を看護師にあらかじめ渡す。

 しばらくして診察室に呼ばれる。
 医師は膵管拡張についてまず触れ、「どうします?」と言った。
 「はあ」
 「前の時からMUUSANも11年齢をとったってわけだし、念のために検査を受けた方がいいと思うんだけど」
 「はい、わかりました」
 「自分で病院に予約する?こちらで予約を入れる?」
 「お願いします」(ここの病院は市内の大きな病院とつながっているのである)。
 「じゃあ、空き状況を聞いてみるから」
 「検査って、超音波内視鏡でしょうか?」
 「いや、CT をします」
 (内心、ほっとする)
 「あと、血糖の方は2年前にブドウ糖の負荷試験をやっているけど、2年経ってどうか比べてみるのが良いと思う。こちらは急がなくてもいいから、次回の診察のときに一緒にやりましょう」
 「はい」
 ってことで、D ではあるが糖尿系は医師が言うにはあわてなくてよいらしい。

 そんなわけで、膵臓の CT 検査は今月末に、ブドウ糖負荷試験は来月の末に受けることになった。

202209NyousanMedicine   今年の6月から販売された新薬らしい
 なお、2カ月前の定例受診のときも今回のドックでも血液の尿酸の値が7.5だったので(基準値は7.0以下)、この日からこれまでとは違うフェブキソスタット薬が処方された(薬価は上がった)。

 また、昨年の検診のバリウム検査で指摘された胃体下部胃陥凹性病変の疑いおよび慢性胃炎、十二指腸潰瘍瘢痕は、今回の胃カメラでは慢性胃炎のみの所見(おととしのドックの胃カメラでは萎縮性胃炎ならびに十二指腸潰瘍瘢痕)。おととしのドックで精密検査となった眼圧(去年の検診では検査項目になし)も異常なしだった。

 長年ドックを受けてきたが、今回初めて経験したことも。それは極度の緊張を強いられる聴力検査の、そのボタンの押し方。
 ヘッドフォンでかすかに音が聞こえたら、音が鳴っている間ボタンを押し続けるが、今回は音が鳴り始めたらポチっと押してくださいと言われた。
 「鳴っている間押し続けなくていいんですか?」
 「はい、鳴り始めのときだけでいいです」

 おかげで、親指の関節が極度に疲労するのを避けることができた。

 テレマン(Georg Philipp Telemann 1681-1767 ドイツ)のトリオ・ソナタ ハ短調TWV.42-c2を。
 オーボエとリコーダー、通奏低音のためのトリオ・ソナタである。

 廃盤 ↓

TelemanTrioSonata