データ漏洩を防ぐために
こうなると音楽ファイルは外付けハードディスクに保管してあるものだけになってしまい、それも壊れると私が35年にわたって買ってきた CD 音源が失われてしまう-リッピング済みの CD は順次オークションなどに出品し、すでに多くが私のもとから巣立っていった-という、想像するだけで涙が止まらない状況になるので、NAS に代わって SSD を購入し、早急にバックアップを作成し終えたこともすでに報告した。
問題は壊れた NAS の処分である。
江別市では小型家電を無料で回収してくれる(市内の公共施設6カ所に回収ボックスが設置されている)。それに入れると、私にとっては役立たずになった NAS も、レアメタルなどのリサイクルに役立つだろう。
しかし問題は、ディスク(プラッタ)に残っているデータだ。
最近は音楽ファイルしか保管していなかったが、過去にはほかにもいろいろとデータや写真を保管していたことがあった。表面上は削除されたことになっているが、ディスク上にはまだ(その後も他の音楽ファイルで上書きされたりしないで)残っている可能性がある。
そこでプラッタは取り除くことにした。
外してもどうにもならない。が、ちょっと横にずらすと、スライドして中身が現れた。
金属のふたがついた箱が見えた。これもスライドさせると、外箱(の下側)から外れた。
このいびつな弁当箱のようなもののふたが、しかしどうやって開けるのかさっぱりわからない。
星型のようなネジがあるが、これがネジだということをこのときの私は知らなかった。翌日に『ハードディスクの壊し方』という YouTube 動画を見て、トルクスねじという特殊なネジだということはわかったが、そもそもトルクスドライバーも持っていない。
ふたの下のわずかなすき間(といっても、透明なゴム状のもので密封されている)にマイナスドライバーを差し込み力づくでこじ開けるようにする。これを全周にわたって何度も繰り返し、徐々にすき間を広げ、ついにはふたを破壊的に取り外すことに成功した。
現れたプラッタは鏡のように美しかった。そこに写っている私も、プラッタに劣らず美しかった。
しかし、プラッタもまた、『外れる』という概念がないほどびくともしない。
これは大ごとになる。
ということで、ここからは外で作業した。
ドライバーをプラッタとプラッタの間のすき間に入れて、外そうとするが無理。
そこで軸の部分でプラッタを止めているもの-ここにもトルクスねじが使われていた-を壊すことにした。
金属製のこの部分にマイナスドライバーをあて、ハンマーで叩く。
こうして、徐々に破壊した。
CD をリッピングした音楽ファイルをバックアップ用として保管してある無線 LAN ディスク(NAS)が、ある日前触れもなく突然電源が入らなくなり、手の打ちようがなくなったことを先日報告した。
こうなると音楽ファイルは外付けハードディスクに保管してあるものだけになってしまい、それも壊れると私が35年にわたって買ってきた CD 音源が失われてしまう-リッピング済みの CD は順次オークションなどに出品し、すでに多くが私のもとから巣立っていった-という、想像するだけで涙が止まらない状況になるので、NAS に代わって SSD を購入し、早急にバックアップを作成し終えたこともすでに報告した。
問題は壊れた NAS の処分である。
江別市では小型家電を無料で回収してくれる(市内の公共施設6カ所に回収ボックスが設置されている)。それに入れると、私にとっては役立たずになった NAS も、レアメタルなどのリサイクルに役立つだろう。
しかし問題は、ディスク(プラッタ)に残っているデータだ。
最近は音楽ファイルしか保管していなかったが、過去にはほかにもいろいろとデータや写真を保管していたことがあった。表面上は削除されたことになっているが、ディスク上にはまだ(その後も他の音楽ファイルで上書きされたりしないで)残っている可能性がある。
そこでプラッタは取り除くことにした。
外観では、ネジはシリアルナンバーが書かれたシールの横にある1つだけ。これを外す。
外してもどうにもならない。が、ちょっと横にずらすと、スライドして中身が現れた。
ほこりがけっこう入っているし、小さな羽虫の乾燥死骸も2匹分あった。なんか、やだ。
金属のふたがついた箱が見えた。これもスライドさせると、外箱(の下側)から外れた。
このいびつな弁当箱のようなもののふたが、しかしどうやって開けるのかさっぱりわからない。
星型のようなネジがあるが、これがネジだということをこのときの私は知らなかった。翌日に『ハードディスクの壊し方』という YouTube 動画を見て、トルクスねじという特殊なネジだということはわかったが、そもそもトルクスドライバーも持っていない。
分解するつもりが破壊に
力づくで開けるしかない。ふたの下のわずかなすき間(といっても、透明なゴム状のもので密封されている)にマイナスドライバーを差し込み力づくでこじ開けるようにする。これを全周にわたって何度も繰り返し、徐々にすき間を広げ、ついにはふたを破壊的に取り外すことに成功した。
現れたプラッタは鏡のように美しかった。そこに写っている私も、プラッタに劣らず美しかった。
しかし、プラッタもまた、『外れる』という概念がないほどびくともしない。
これは大ごとになる。
ということで、ここからは外で作業した。
ドライバーをプラッタとプラッタの間のすき間に入れて、外そうとするが無理。
そこで軸の部分でプラッタを止めているもの-ここにもトルクスねじが使われていた-を壊すことにした。
金属製のこの部分にマイナスドライバーをあて、ハンマーで叩く。
こうして、徐々に破壊した。
で、もうこのあとはいろいろ手を変え品を変えで、鍛冶屋のようにカンカン音を響かせて、ついぞ3枚のプラッタを外すことができた。
プラッタは作業中にすでにねじ曲がったが、さらに曲げた。これでゴミの中から拾われてもデータを読むことはできない。
おそらくアルミ製だろうから、強アルカリの洗浄剤に漬け込めば完璧だろうとも思ったが、そこまではしなかった。
おそらくアルミ製だろうから、強アルカリの洗浄剤に漬け込めば完璧だろうとも思ったが、そこまではしなかった。
ちょっと力仕事をしなければと思ったのに、ここまでで1時間くらいかかったんじゃないかと思う。
外での作業はここで終えて、再び家の中へ。
これがプラッタを外した姿。
プラッタ以外のものは元の本体の中に戻し(ただ入れただけ)、プラッタは今度の『燃やせないゴミ』の収集日に出し、基板などが残っている本体はそのうち小型家電回収ボックスに入れてくる予定だ。
なお、この写真を撮ったあと、念には念を入れて、さらにプラッタの表面をハンマーで鍛冶屋のように丹念に叩き続けくぼみだらけにした。
ドイツの通俗音楽の作曲家、ミヒャエリス(Theodor Michaelis 1831-87)の管弦楽曲「森の鍛冶屋(Der Schmied Walde)」。
私はこの曲の音源を今はもっていない。
むかしむかし、NHK-FMで9時から放送されていた「家庭音楽鑑賞」という番組を、1976年の7月27日にエアチェックしたテープを聴いていたものだ(演奏はウェッセルデッカー楽団という楽団)。なので、カセットテープを処分した30年ほど前からこの曲を聴いていない。
きっと夏休みに合わせたのポップスコンサート的な内容だったんだと思う。
Shopに持って行けば回収してくれるのでは?
MUUSAN
が
しました