私が CD のリッピング作業を開始したのが、2016年のこと。
時間があるときには、ついついブログ書きという非生産的なことをしてきたので、いまだ終わっていない。しかし、ざっくりと見たところ、手持ち CD の7割のリッピングが終わった感じである。
私のリッピング作業の諸々については、右のサイドバーにある「記事検索」で『リッピング』と入力していただければ、うんざりするほどの記事がヒットするはずだ。うんざりした気分になりたいときは、お試しするとよい。
同じものをバックアップ用として無線 LAN ディスク(NAS)に保管している。さらに NAS にはバックアップで外付け HDD とまったく同じものを保管しているドライブのほかに、もう1つドライブを作ってあり、それは共有ドライブとして使用。よく聴く音楽作品や演奏のファイルをコピーして保管し、ネットワークオーディオプレーヤーで再生している。
なぜ NAS のバックアップ用ドライブをそのまま共有ドライブに充てないのかというと、共有ドライブに設定するドライブの保管ファイルの上限数は1万ファイルまでという制限があるからである。
なお、外付け HDD を接続したパソコンと CD プレーヤー(USB-DAC として使用)を USB ケーブルで接続し、パソコンの音楽再生ソフト(私は MusicBee を使用。リッピングにも MusicBee を使用)で音楽ファイルを再生する方法もある。
さて、このあいだの日曜日にはジャン・フランセの3枚組CDの取り込みを行なった。
取り込みが終わったあと外付け HDD に保管された CD 3枚分のファイルを NAS にコピー。
双方の値に違いがあってはならないのでチェックすると、両方とも635GB、682,149,950,913バイト、24,548ファイル、9,579フォルダと、一致した。
そして、その数日後。
在宅勤務勤務で、BGM で NAS の共有フォルダに保管した音源を聴こうと思い、リビングのルーター近くに置いてある NAS のスイッチを押すと(ふだんは電源を切っている)、、、ウンともスンとも言わない。パイロットランプも点灯しない。ファンも回らない。
別なコンセントにつないでもダメだ。何度やってもダメだ。
どう考えても故障だ。すでに、ただの重めの箱だ。
この数日でいったい何があったというのだ?私はソフィーになった……
買ってから5年。よくもったと言うべきか?いや、企業で使うような使用頻度では全然ないのだ。こんなに早く壊れないでほしかった。
修理に出しても保管済みデータは消すそうだし、もう後継の NAS を導入することはやめることにした(ネットワークオーディオプレーヤーはFMチューナーとしてしか使われなくなる)。
そしてまた、こうなると外付け HDD も危ないかもしれない。いや、けっこう危ないだろう。これも動かなくなれば、リッピングした音源を聴く術が無くなってしまう(リッピングした CD はほぼもう手元にはない)。
あわてて外付け SSD を購入した。痛い出費だ。だが、HDD が壊れたら、いままで CD を買ってきた投資と、チンタラながらも進めてきた作業がすべて無駄になる。
やれやれだ。
どうかSSDへのバックアップが終わるまで、HDD に異常が起きませんように……
フランセ(Jean Francaix 1912-97 フランス)の「バレエ『ソフィーの不幸』に基づく7つの踊り(Sept danses d'apres le ballet 'Les malheurs die Sophie)」(1971)
廃盤 ↓
HDDからSSDへのバックアップを終えました。あまりに速くて、すぐに終わりました。機械音(駆動音)がしないので、なんとなく安心感もあります。