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  逸見政孝と幸田シャーミンの時代(18p)
 この日の演奏会はよく覚えている。
 ムローヴァが札幌にやって来たわけだが、実は私はパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番はけっこう好きで(オーケストラの響きはおもちゃっぽいけど)、ムローヴァもさることながらパガニーニを生で聴けるのを楽しみにしていた(過去に前橋汀子の独奏で聴いたことがある)。そして、実際楽しめた。

 さらにはショスタコの5番。
 生で聴くと、ショスタコが好んだティンパニと大太鼓の重ね打ち(曲の最後の部分)の独特の響きと迫力がハンパでないことがわかった。ショスタコには感動した。

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 パガニーニ(Nicolo Paganini 1782-1840 イタリア)のヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6(1817?)。

PaganiniVn1 井上和男編の「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)によると、“元来は変ホ長調の曲。ヴァイオリン独奏部の譜がニ長調で書かれ、実際の演奏は半音ほど高く調弦して迫力ある効果を出した。現在では、ニ長調の曲として扱う”ということである。