※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。

  君は「TDA」を知っているか?
 いや、もうごく少数かもしれない。「TDA」こと「東亜国内航空」という航空会社がかつて存在していたことを知っている人は。そのあとの「日本エアシステム」を覚えている人も、そう多くないかもしれない。
 12ページの写真、なかなかカッコイイではないか!

 17ページを見ると「全日空」は札響維持員になっている。
 だから毎月、表2ページに広告を出してくれているのだろう(第246回定期のパンフでは表2と表4が色付きになったが、今回はまた白黒印刷に戻っている)。
 今回「東亜国内航空」が広告を出したので新規に維持会員になったのかと思って17ページをあらためて見てみたが、そうではなかった。
 毎月広告を出していて、のちに札響の東京公演に協賛していたホクレンも維持員にはなっていない。
 一方で、札幌の老舗百貨店「五番館」(のちの札幌西武)は維持員だ。「点心庵」ってどこかしら?

 広告といえば9ページの写真は妙だ。この人、札響主席ヴィオラ奏者の奥邦夫だが、なんでグレーにしなきゃならなかったんだろう?

 それにしても、怒れる29歳の女性の気持ちは、たいへんよくわかる(14ページ)。

19840712SSO250th_01

19840712SSO250th_02

19840712SSO250th_03

19840712SSO250th_04

19840712SSO250th_05

19840712SSO250th_06

19840712SSO250th_07

19840712SSO250th_08

19840712SSO250th_09

19840712SSO250th_10

19840712SSO250th_11

19840712SSO250th_12

19840712SSO250th_13

19840712SSO250th_14

19840712SSO250th_15

19840712SSO250th_16

19840712SSO250th_17

19840712SSO250th_18

19840712SSO250th_19

19840712SSO250th_20

 さて、この日の演奏だが、またまた申し訳ないがあまり記憶に残っていない。
 それまで写真などで目にしていた井上直幸。堺正章に似てるなぁと思っていたが、ナマ井上直幸もやっぱり堺正章に似ていた。舞台上の演奏風景も、かすかに覚えている。

 ブルックナーは記憶ゼロ。このころ私は音楽監督の岩城宏之よりも正指揮者の尾高忠明の方が、情感豊かにオーケストラを歌わせるという印象を持っていたが(岩城の演奏が嫌いだということではない)、ここまで尾高/札響の演奏の記憶があまり残っていないというのは不思議といえば不思議である。

MozartPf24 モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)のピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466(1785)を。

 先日、札幌駅前のみずほ銀行に行ったときのこと。
 北向いの元「五番館」跡地を囲っていた鉄製のフェンスが無くなっていた(でも有料駐車場になっているってことは、フェンスで覆われていたのは北側と駅前通り側だけだったのだろうか?それこそよく覚えていないが、間違いなくこんなに見通しはよくなかったはずだ)。 

20220725GobankanAto

 ここがかつて「カラフルワイド」だったところかぁと、感慨にふけってしまった。
 「ESTA」もそのうち取り壊されるし……