IMGP2340  着けてという石からのシグナル?
 ずっと身に着けていなかったストーンブレスレットを、最近になってまた時折するようになった。

 いや、何か特に理由があるわけではない。

 腕時計に当たって双方が傷つくかもしれないと思っていたが、傷ついたときは傷ついた時のこと、と割り切った気持ちになったことと、なんとなく着けた方が良いような気がしたのだ。

 先日はラブラドライトだけからなる(つまり、他の石と組み合わせられていない)、このブレスレットを着けて仕事に行った。

 ラブラドライトは好きな石だ。
 私が持っているこのブレスレットは青く光る石だけを使っている(ラブラドライトには緑やオレンジ色に輝くものもある)。その輝きが美しい。玉の直径は8mmほどだ。
 2018年に新札幌のカテプリの2階に入っていた店で買ったもので、1万円くらいだった。

 先日、ステラプレイスの地下にあるストーンマーケットの横を通ったとき、ショーウィンドゥのなかにラブラドライトのブレスレットが置かれているのを目にした。

20220520Stone

 その価格にびっくり仰天!
 セールで半額になって54,450円!
 球径が10mmと私が持っているものより少し大きいが、正価だと私が買ったものの約10倍である。

 もちろんラブラドライトでも、安いものは石自体の色が濃く、輝きも少ない。
 しかし私のブレスレットの石も色は薄く、内部から美しい光を放つ。

 どうしてこんなに高いのかわからないけど、とにかくびっくりした。
 もし、精神を安定させる効果があるというラブラドライトのブレスレットをしていなかったら、驚きのあまり取り乱したかもしれない。

MDaviesStone P.M.デイヴィス(Peter Maxwell Davies 1934-2016 イギリス)の「石の連禱(Stone litany)」(1973)。

 私はこの曲をブーレーズが指揮する演奏会の様子を流した TV 放送で知ったと以前書いたが、その時の記事ではこのコンサートの詳しいことがわからないままだった。
 ところが、先日むかし買った吉田秀和の「音楽 展望と批評 2」(朝日文庫)をたまたま開いたら、このコンサートの評が収められていた。
 1975年5月9日に NHK ホールで行なわれた、BBC 交響楽団の演奏会だった。

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 それにしても、むかし一度は読んでいるはずなのに、なんでとんじゃったんだろう。記憶から。