目にすると買わねばという強迫観念が……
 5月1日のことだったが、妻と Homac に行き、そのときはビオラの苗だけを買うつもりが、野菜の苗も買ってしまった。まだ早いに違いないのに、毎年の反省を踏まえずに、またがまんしきれず-売り切れたら困るとあり得ないことを恐れながら-買ってしまった。
 ナスとピーマンとミニトマトと中玉トマトとふつうのトマトとキュウリの苗である。

 そう、まだ寒いから植え付けるのには早いのだ。
 だから買って来ても夜間は物置に入れて、しばらくはそのままにしておこうと思った。

 ところが翌日になって、いつまでも物置に入れたり出したりしていてはかわいそうだと思い(作業する私が)、植えた。去年より2週間ほど早い。

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 ところが翌4日の江別は、暴風警報こそ出てはいなかったものの、その翌日の道新朝刊の記事になるほどの強い風。気温もあまり上がらない。

 さらに昨日も、朝のうちは「穏やかな天気だわい」と茶の一杯もすすっていたのだが、実はそれはつかの間のことで、すぐになかなかの風になり、午後には真剣に吹き荒れた。気温も前日よりは高いが、暖かぁ~いとはお世辞にも言えない。

 午前中に歩いてスーパーに行って来たが、行くときにあたりを見ても、まだ庭に野菜苗を植えている家は見かけなかった。帰りの道すがらはどうかというと、やはり一軒もなかった。だって、行きも帰りも同じ道だったから。
 そもそも、このスーパーに入っている園芸店も、まだ野菜苗は取り扱っていなかった。

 一応ビニールで囲って風は防いでいるものの、とっても心配だ。心配のタネを作ったのは、私自身だが。

 まだまだ早い。寒さで枯らせてしまう危険性大だ。
 そうわかっていても、野菜苗が並び始めているのを見ると買ってしまうこの習性は、直りそうにない。

 なんとか、この寒さを耐え忍んでほしい。

AndersonPcon アンダーソン(Leroy Anderson 1908-75 アメリカ)の「春が来た(The First Day of Spring)」(1954)を。