無線から有線に
ここ数年は音楽を聴く方法としては、 CD をリッピングして NAS に保管した音源(flacファイル)にネットワークオーディオプレーヤーで WiFi 接続するのがもっぱらな私である。
しかし、ここに書いたように、私が持っている NAS は、DLNA として共有できるファイルは1万以内という制限がある。1万というとすごい数ではあるが、例えばバレエ音楽などでは1曲で20や30ファイルになってしまう(1トラック1ファイルとすると)。これが何百曲ともなると、ファイル数は膨大な数になる。実際、現在もまだまだ進行中の私のリッピング作業だが、これまでリッピングが終了した分のファイル数は数日前の状況で、9,400フォルダ、23,800ファイルになっている。
このなかから1万ファイル以内になるように選んで共有フォルダに入れておかなければならない。
例えばマーラーの交響曲第7番で共有分に入れておくのはショルティとベルティーニの2種だけでがまんしておくとする。
けど、クレンペラーのものを聴きたいとなると、共有フォルダにコピーしなければならない。
当然、このようなことを繰り返していると数は増えるばかりなので、代わりに別なファイルを削除しなければならない。
そこで、名古屋時代に-NAP を買う前に-やっていたように、パソコンとCDプレーヤーを接続して聴くことにした。CD プレーヤーを(内蔵されている)USB-DAC として使うのである。
つまり、〔リッピングした音源がすべて保管されている外付け HDD〕 → 〔パソコン〕 → 〔CD プレーヤー〕という接続である。
これまでこの方法をとらなかったのは、そういう概念を忘れかけていたこともあるが、オーディオ用のUSBケーブルの長さの限界と、メーカーから指定されている(そしてまた私が持っているケーブルの長さでもある)パソコンと CD プレーヤーとの距離が3メートルでは収まらないからだった。
ふつうの5mのケーブルもあるが、前にこれでつないだときは音が飛んだりして使い物にならなかった。
でも、である。
ダメもとで、この粗悪な、いやごく普通のタイプの5mの USB ケーブルでつないで HDD に保管してある音楽ファイルを再生してみると(プレーヤーは MusicBee。下がその再生中の画面)、もう何日か使い続けているが、音飛びはゼロだし、何かノイズが発生するわけでもないし、私の耳には音も悪くは感じない。
前に音が飛んだのは、じゃあ何のせいだったのだろうかというと、いま思えばあの時使っていたあまり能力が高いとは言えなかったパソコンのせいかもしれない。
でも、オーディオ用の3mのケーブルでつないで、聴きたいなぁ……
せっかくあるのに宝の持ち腐れってやつだ。音ももっと良くなるんじゃないかと思うし。
あと15cmくらいで届くんだけどなぁ……
Shared では避けられない
そうそう、MusicBee を使って音楽を再生しているときに Windows が放つサウンドなど他の音が鳴っては邪魔である。
MusicBee で再生中にそういった音が鳴らないようにするには、MusicBee の「設定」から「プレーヤー」の「出力」で「WASAPI(Exclusive)」を選ぶ(「WASAPI(Shared)」ではなく)。
このように説明が出ているが、逆いえば MusicBee で音楽を再生中は、他の音に邪魔させませんということだ。
もちろん、コントロールパネルの「サウンド」で、「排他モード」をこのように設定しておく必要がある。
で、マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第7番ホ短調「夜の歌(Lied der Nacht)」(1904-06)だが、マズア/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏も、私はひそかに好きだ。
ええ、そうなんです。
MUUSAN
が
しました