20220221Window  家の窓の外もホワイトアウト
 昨日の朝、起きて外を見ると恐れていた通りひどい雪。

 いや、降った雪の量そのものよりも-市の除雪は入っていなかった。いや、もしかすると降雪量ではなくて見通しが悪くて危険なため入らなかったのかも-吹きだまりがひどかった。
 風向きのせいか、わが家の玄関ドアの前はけっこうな高さの雪。道路までのアプローチ(カーポートの屋根の下)もよくぞ舞い込んできやがったなってくらいの雪だった。
 しかも湿り雪で重い……

20220221JR たまたま在宅勤務でよかった。
 というのも、列車はすべて運休だったから。
 つまり出勤不可能。
 今年はこんなことが多すぎる。

 陽が射したかと思うと、すぐにまた吹雪。
 あと一週間で3月だというのに、もういい加減にしてほしい。

 明日は列車が動くだろうかなどと心配しつつ(17時過ぎに始発から運転を見合わせるという悲報を知った)、ガラスにへばりついた雪でよく見えないものの窓の外であれ狂う雪をホワイトアウト的に見ながら、昼食のそばをゆでてざるそばにして食べた。季節感がないと思われるかもしれないが、おじさんという種族はこういうのど越しの良い食べ物が無性に食べたくなることがあるのだ。

 ちょうど昼に、氷山さんから私とオディールさんあてにメールが届いた。
 が、私はすぐに返信できなかった。
 なぜなら、そばをゆでている最中だったからだ。

BachCPESinfonia174Hogwood このところ、休日や在宅勤務で音楽をかけるときは、その日聴くいくつかの曲のうち、必ずと言っていいほどC.P.E.バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88 ドイツ)の「6つのシンフォニア(6 Sinfonie)」Wq.182(1773。6曲まとめて「ハンブルク交響曲」と呼ばれる)か「4つの管弦楽シンフォニア(Orchester Sinfonien)」Wq.183(1780刊)のどちらかは必ず入れている。

 1979年から1981年にかけて知った曲だ。

 このブログを長く読んでいる方はご存知だとおもうが、私はこのバッハBachCPEWq183Richter次男の音楽が大好きなのだ。

 若いころはマーラーだのブルックナーだの、料理で言えばステーキのような重量級の音楽が好きで聴く頻度も断然に高かったが、このおじさんはノスタルジアをも求めながら、こういうのど越しの良い-でもけっこう過激な-音楽が無性に聴きたい年頃になってしまったのだ。

 でも、あれから40年ほど経つのに、C.P.E.バッハの人気が上昇する気配がないのはなぜだろう?
 こんなにメロディーもいいし、ワクワクする曲なのに。