視野を広く持つことの大切さを実感
先週の木曜日の午前中、用事があって札幌駅近くまで出かけた。
この時間に出かけたからには昼の弁当をどこかで買って会社に戻らなくてはならない。
この日の気分は ESTA の Kichen Stage のチキンの弁当の気分だった。
しかしその途中の東急の地下に、先に寄ってみた。
今後のための探索である。
いや、他にも弁当を売っている店があるのは知っていた。
しかし、保守的な私はついついいつも利用している店で済ましてしまうのだ。
こんなことではどんそん偏狭な老人になってしまいかねない。
現状打破のためにフロアを一通り巡ってみることにしたのだ。
すると奥の方に「魚一心」は「魚一心」でも「魚一心惣菜亭」という店があって、そこに並んでいた弁当の1つに私の眼は釘付けになり、口の中はパブロフの犬状態になった。
「鶏西京焼き&豚西京焼き弁当」。
私は鶏肉や豚肉の西京漬け(あるいは味噌漬け)が大好きなのだ。
もし居酒屋などでこのメニューがあったら間違いなく頼む。フライドポテトは食べなくても、これがあったら絶対に頼む(しかしある店に巡り合ったことがあまりない)。
税込626円とこの日予定していた Kichen Stage の弁当よりは高いが、「西京食べますか?それとも人間やめますか?」という状況だ。私にはほかの選択肢はない。
弁当を持つとずっしりとした重み。
これは量的にも期待できる。
そして昼。
くぅ~~~っ!
おいしすぎる!
私の舌と相性ばっちり!
豚もおいしいが、鶏がさらにそれの上を行く。
しかもそのおいしさはとっても上品なもの。
ボリュームも十分。
この弁当は傑作だ!
気になる点は1つだけ。なんで豚の方の『西京』の『京』の字が白抜きなのかってことだ。
武満徹(Takemitsu,Toru 1930-96 東京)の独奏フルートのための作品「巡り-イサム・ノグチの追憶に(Itinerant - In Memory of Isamu Noguchi)」(1989)を。
廃盤 ↓
これ、秀逸!