有精卵ってことは環境が整っていれば孵化するってことね
 このあいだの日曜日の北海道新聞の日曜版、って今は言わないようで『日曜版』とは一言も書かれておらず、要するに日曜日の朝刊にはさまっている8ページだての別刷り紙面に、長沼町と当別町の養鶏場が紹介されていた。

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 上の写真の紙面に写っている卵は長沼町の「卵ラン農場ムラタ」のもので、下の写真が当別町の「Farm Agricola」の卵である。

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 私がこの記事に反応したのは-もちろんおいしそうな卵だと思ったこともあるが-アグリコラという名前だ。
 この一般社団法人の名前の由来についてはこの記事に書かれていないが、たぶんアグリカルチャーから来ているんだろうと思う。
 でも私の頭には、ルネサンス期の作曲家アグリーコラの名前が浮かんだ。

Agricola 初めてアグリーコラ(Alexander Agricola 1446?-1506 オランダ)の曲をたまたま聴いたのは、NHK-FMのフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのコンサートのライブ録音の番組をエアチェックしていたときで、曲名は「カルメン」。
 テープを処分したあとは再会することもないままだが、それでもアグリーコラの曲を聴いてみたくて世俗音楽集のCDは買った。このブログでも何度か取り上げているが、良い曲がたくさんある(収録作品は下記のとおり)。

 幸運の最愛の人/さようなら,私の恋人Ⅰ/さようなら,私の恋人Ⅱ/悲しみよ,去れ/あなたの顔を見つめてⅠ/もし,あなたが喜ぶなら/そして誰がわかるというのか/良いことばかりⅠ/良いことばかりⅡ/良いことばかりⅢ/遠くても近くても/あなたの顔を見つめてⅡ/あなたに何かしてしまったかしら/ミューズよ,美しく奏でなさい/あなたの顔を見つめてⅢ/空しく私は泣く/盲目の人は色を見分けない/絶望した幸福の女神