なるほど「減便」ではなく「運休を追加」、「廃止」じゃなく「見直し」ね
 2022年3月12日に行なわれるJR北海道のダイヤ改正についての中吊り広告。
 
202202JR_Nakaduri

 ・特急「ライラック38号・39号」を臨時列車化

 ・ご利用状況に合わせた普通列車の見直し

 ・函館本線(小樽~札幌~江別間)の土休日運休を追加

 ・ご利用の少ない駅の見直し

 どの文章も最後に「!!」をつけたくなるような、前向きっぽい書き方だ。

 が、なんのことはない、ライラック38号と39号は利用客が少ないから通常は運転しない、乗る人が少ない列車は廃止、小樽~江別間は土日祝日はもっと減便、利用の少ない駅は廃止ってことだ。

 後ろ向きなことなのに、利用者に対してどうしてこんなに屈託なく訴えられるのだろう?
 JR北海道社内では、前向きな取り組みってことなんだろうけど……

 ちなみに、これが今度のダイヤ改正で引退する「おおぞら」の車両。
 283系。振子式特急列車だ。

 なおこの写真は、先月、札幌駅で氷山さんが撮影したもの。
 ちゃんと使用許諾を受けている。
 それにしても、氷山さんは撮影が上手だ。

IMG00869_HDR_copy_1305x979

 アンリ(Pierre Henry 1927-2017 フランス)の「振り子(Pendules)」。

 20曲(?)からなる「都市,メトロポリス・パリ(La Ville, Metropolis Paris)」(1984)の第7曲である。

 見直し、じゃなかった、廃盤である ↓

Henry