202110Window  下からではわからなかった箇所
 今月になった日、つまり12月1日は予定していた長ねぎの収穫断念したほど、前日から強い雨と風、つまりは大荒れの天気となった。

 いつもなら横風が強い雨の日に、私をストレスにさらし、憂うつにさせ、気分をヘビー級に重くさせ、いつ来るかとハラハラさせる1階の窓上から雨漏り
 しかし、この日は多少の不安は残っていたものの、私の心は穏やかだった。

 というのも、ここでちらっと報告したように、雨漏り対策の修理を終えたからだ。

 去年の秋に、雨漏りのする窓の真上にある、2階の部屋の窓の周辺をコーキングしてもらった
 というのも、試しにその2階の窓の上の方に放水したら、10数分後には1階から水が滴り始めたから、この窓の周りから水が浸透していると結論付けられたからだ。
 ただし、では周辺のどこからかというところまではわからなかった。なので窓の周りの四辺をコーキングしたのだ。

 いや、コーキング後に雨が浸透してくるような横殴りの雨の天気の日がたまたまなかっただけで、コーキングは意味をなしていなかった可能性が高い(冬は雨ではなく雪なので雨漏りはない)。

 それを受け、ハウスメーカーのメンテナンス担当者が「もしかして窓枠かも」と、2階の部屋の中からあらためて窓を点検すると、なんと窓枠の下側の角が割れ、穴が開いているのが発見された。これまでは地上から見上げる形で異常の有無を見ていたのだが、それでは見つけられない位置だ。ふだんこの部屋を使っている私も気がつかなかったのは「ボーっとしてんじゃねーよ!」だ。

 去年コーキングしたときに、作業をした人がこれに気づかなかったのが不思議だ。
 あるいは1年前はここまではっきりと断裂していなかったのかもしれないし、穴も露呈していなかったのかもしれない。

 安価にここをコーキングするという手もあったが、すぐにダメになるような気がしたので(担当者も同意見)、窓をそっくり交換することにした。とても高くつくが、雨漏りでノイローゼになるよりははるかにマシだ。

 ということで、窓を枠ごと交換。
 1日の嵐はそのあとのことだったので、安心していられたのだ。

 いや、もしかするとまだ他にも水の侵入箇所があるかもしれない、と100%安心していたわけではないが、結果として雨漏りはしなかった。

 何年にもわたり私や妻を悩ませてきた怪奇現象が無事解決できてほっとしている。

 原因不明の雨漏りに悩んでいる人がいたら、窓枠も一度疑ってみてはどうだろうか?
 またハウスメーカーにも、これが雨漏りの原因の1つの事例として共有化しておくことを望みたい。

MozartDonGiovanni モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)の歌劇「ドン・ジョヴァンニ(Il Don Giovanni)」K.527(1787)から、ドン・ジョヴァンニのセレナード「窓辺においで(Deh, vieni alla finestra)」を。