しかも上下ヒーターなので途中でひっくり返す必要なし
 マイホームを建てたのは、いまから20数年前だった。
 これまでに、給湯ボイラーや暖房用ボイラーは一度交換した。唸り始めたからだ。
 温水洗浄便座も一度交換した。ウォシュレットではない。ナショナル製だったから「ビューティートワレ」だ。配管(幸いにも上水側)から水漏れしたからだ。2階のトイレから水漏れしたときは、1階の天井から水がしたたり落ち私は途方にくれたものだ。
 ほかにも交換したり修理したものがあるが、なんと、毎日のように使うIHクッキングヒーターは故障もせずに活躍し続けてくれた。

202111NationalIH

 しかし、なんとなく最近調子が良くないような気がしていた。温度調節のスイッチの反応が鈍くなったのだ。これが突然壊れたら、調理ができなくなる。調理ができないということは私は一瞬にして餓死の危険にさらされることになる。

 ということで、故障を予見して新しいものに入れ替えた。

 これまでのはナショナル(現:パナソニック)だったが、新しいものは日立にした。

 新しい製品は、あまりに音が静かでびっくりした。

202111HitachiIH

 それにしても、冷静に考えると、よくもまあ20年以上も故障ひとつしないで頑張ってくれたものだ(そしてまた、それだけ使っているのにひどく汚れてもいないのはたいしたものだ、妻や私が)。
 
 いまはそれが主流のようだが、グリル(魚焼き)ときに下皿に水を入れなくてよい。
 以前は焼き網の下のトレーに必ず水を入れるようにと言われていた。絶対に空焼きしないように、と。
 新しいグリルはそもそも焼き網がないのだが(底が波状の深皿)、それでもなぜ、どこかに水を入れなくても空焼きの心配が要らない仕組みになったのか、とっても不思議である。

2021HitachiIHCata1

 どうでもいいが、IHヒーターの左横で昼寝するかのように横たわっているプラグは炊飯器のものである。

 シュニトケ(Alfred Garrievich Schnittke 1934-98 ロシア→ドイツ)の「静寂の音楽(Stille Musik)」(1979)を。

 おや、もうタワレコでは扱いがない。廃盤か?

SchnittkeVcCon