だから続け過ぎなんだって!
 一つのものを繰り返し繰り返し食べ続けるとその食物のアレルギーになることがあるってことは、みなさんもご存知のことだろう。
 私なんて毎日毎日ウイスキーのハイボールを飲み続けているのに、ウイスキーのアレルギーを発症しないのが不思議である(ビールについても同様のことが言える)。

 先週の水曜日。
 朝、札幌駅に到着すると、どうも Kiosk で弁当を買う気が起きなかった(それにしてもこの日は駅構内がやたら人で混みあっていた。人でなくて熊だったら困るけど)。
 アレルギーならぬ『飽き』だ。どうもサザエの弁当に食欲がわかなくなったのだ(過去の経験から一過性のものと思うが)。あるいは、もしかしたらこのところの暑さで食欲が落ちているのかもしれない。

  このところすっかり悪者扱いのヒグマだが
 で、駅弁の「おすし」にしようかと思ったが、駅弁売り場で初めて「ひぐまの笹寿司」(1,100円)を目にしたので、高い昼ご飯になるなぁ。でも明日から4日間は休日で昼食代はかからないから今日を入れて5日間で1,100円だから1日当たり220円か、とワケのわからない納得をし、購入した。

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 外装は包装紙ではなく、紙箱である。

 裏面にはかわいらしいヒグマのイラストが(これと同じ)。
 札幌のマチナカを走りまわっていたリアル・ヒグマとはえらい違いだ。でも、札幌の街に出てくるのはクマの自由であって、クマばかりを悪者扱いにするのはかわいそうだ。
 それにしても、今年はヒグマの被害の話が多い。

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 箱から取り出すと、これまた平安貴族のように高貴な《文様》が印刷された弁当箱が。

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 この段階で、もう笹の良い香りが。
 ふたを開けると、まあ、なんとお行儀がよろしいのでしょう!

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 それにしても、手の込んだ包み方だ。笹を2枚、縦と横にクロスしてご飯を包んでいる。

 鰊親子。

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 厚切りサーモン。

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 炙りうにホタテ。

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 ズワイ蟹。

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 タラバガニ(こちらは感じでなくカタカナ)。

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 これは1,100円するのは無理もない(タラバガニの寿司の姿がホームページとは異なっていたのが気になるが)。
 おいしい!ビールが欲しい!(ハイボールでも可)
 でも、ちょっぴり上品すぎて、3時過ぎには早くもおなかがすいてしまった。

 なお一応お断りしておくが、この5つの笹包みを私が食べた順番は、ここで紹介した順と同じである。

CouperinBaumont クープラン(Francois Couperin 1668-1733 フランス)の「酔っ払いの猿と熊たちによってひき起こされた一座の無秩序と混乱(Desordre et deroute de toute la troupe, causes par les ivrognes les singes et les ours)」。

 「第11組曲(Ordre No.11)」(1717刊。全5曲)の第5曲「偉大にして古き吟遊詩人組合の年代記」(5つの部分からなる)の第5部。
 一座というのは、音楽師(吟遊詩人)のギルドだったメネストランディーズの一座のことである。