202106Market1  さんまに裏切られた気分(←明石家ではありません)
 うなぎの蒲焼について、おととい書いた
 うなぎはとにかく高い。
 そのため、古今東西、人類はその代替品としてさんまの蒲焼を食べて、うなぎ欲求を鎮めてきた。

 しかしである。先日スーパーに行ったときに、私は驚いた。
 去年の春に見たときも、「いつの間にこんなことに?」と驚いたのだが、今回は超驚愕だった。

 私は店が値札を価格を間違えているんじゃないかと思ったほどだ。
 しかし、家に帰ってからマルハニチロのホームページで調べてみると、1缶の税抜価格が260円となっているではないか!

 さんまの蒲焼缶詰がにひゃくろくじゅうえん

 ってことは、738円(1缶246円)ということは、値段の書き間違いではないということだ(少なくとも定価よりは安いという意味で。「ガンバレ暮し!!応援価格」と言えるかどうかは極めて疑問に思うところだが)。

 さんまの蒲焼缶詰というのは、子どものころからしばしば食べてきたものだ。
 積極的に食べたくなるというよりは、他に何もないときに「しょうがない。さんまの蒲焼の缶詰でも開けて食べるか……」ってものだった。
 記憶としてはずっと100円くらいで、3缶パックで300円しないという印象だ。とどうじに、庶民というか、なんとも貧乏くささを感じる食べ物でもあった、。
 ときたま「しばらく食べてないから食べてみよう」と思い立って食べるものの、「やっぱりやめときゃよかった」と思うことの方が多かった。

 それがいまや定価260円である。
 いくら不漁とはいえ、そしてマルハニチロには罪はないが、あの甘ったるく焦げっぽい味をはそこまで出してありがたくお召し上がりになる気はちょっとおきない。

 にしても、驚いたなぁ(いわしかば焼きだって高い!さんまに比べりゃ安いってだけだ)。

Haydn94 ハイドン(Franz Joseph Haydn 1732-1809 オーストリア)の交響曲第94番ト長調Hob.I-94驚愕(The Surprise)」(1791)をC.デイヴィス/RCOの演奏で。

 それにしても、貴店におかれましては消費者の暮らしをより一層応援してくれていると実感できる価格設定をお願いする次第である。

 ところで、この袋めん売り場。
 北海道ならではの商品もいくつかあるのでは?

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