おととい、つまりは金曜日の朝、私の目覚めを待っていたかのように窓の外でカッコウの鳴き声が聞こえた。
古代から言い伝えられているかどうかは知らないが、少なくとも先人たちは「カッコウが鳴いたらタネをまいてもよい時季だ」と言っている(らしい)。
ってことで、いよいよ種まきの時がきた(ですから『野菜』のタネです)。
この日はしかし、午前中は風が強く、午後からは天気予報のとおりそこそこの強さの雨が降った。
いや、そんなこと以前に、この日は在宅勤務日。つまり仕事をしなくてはならない。タネをまき散らして悦楽に浸っていてはいけないのである。
そしてまた、天気予報によると気温は20度までも上がらないという。なので、カッコウは鳴いたが、まだタネまきしない方がよいような気がして、全然別次元の行為だが、刈込ハサミで芝を刈り、気温が上がらないと言いつつも個人的にはひと汗かいた。
そのあと、いつでもタネをまけるように畑に畝を作った。
今日もあまり気温が上がらないらしい。
タネまきは延期した方がよいだろうか?
カッコウの鳴き声が10回聞こえたら強行しよう。
気晴らしに、いま庭で開花中のゲウムの写真を。
上2枚はミセス・ブラッドショー、下2枚はマンゴーラッシー。
チャイブのつぼみもすっかりぷっくり。
バラのコンパニオンプランツとして植えてあるのだが、アサツキがわりに積極的に食べるべきかもしれない。
ディーリアス(Frederick Delius 1862-1934 イギリス)の「春初めてのかっこうを聞いて(On hearing the first cuckoo in spring)」(1911)。