Magonote  10kgを何度も肩より上に掲げ……
 昨日の朝は、ベッドから起き上がると体のあちこちが痛く、筋肉痛の症状もあった。
 十種競技をしたわけでもないのになぜだろう?

 そうか、前日に『懇親会 with お孫ちゃん』をしたからだ。

 赤ちゃんといっても、もう米袋ほどの重さがあるのだ。
 それも米袋と一口で言っても、空のものでも、2kg入りのものでも、5kg入りのものでもない。10kgの米袋とほぼ一緒なのである。

 その、およそ0.01トンの孫ちゃんをかがんで抱き上げたり、抱っこして室内を徘徊したり、重量挙げのように高く持ち上げたり(『高い、たか~いっ!』)したら、そりゃ腰も、肩も、腕も、内ももや股関節も痛くなるのは不思議でもなんでもない。それを『お戯れ』と称して何時間も(時には嫌がる相手に無理やり)繰り返すのだから、その運動量たるやかなりのもので、ぎっくり腰の危険度も自動車のタイヤ交換より高い。
 
 しかし、たとえ足や腕や肩や腰や股が痛かろうと、『懇親会 with お孫ちゃん』による痛みだと思うと、草とりや雪かきと違って、幸福感に満ちたじつに心温まる痛さなのである。

CouperinOrdreMoroney クープラン(Francois Couperin 1668-1733 フランス)の「幸福な思い(Les idees heureuses」)。

 1713年刊の「クラグサン曲集第1巻 第2組曲(Pieces de clavecin premier livre ,Ordre No.2)」(全22曲)の第17曲である。