良く言えば『見直し』ってことではあるが……
3月13日にJR北海道のダイヤ改正が行われる。
特急列車の減便、閑散期の運休や短編成化、通勤通学列車の土日休日の一部運休など、後ろ向きなことばかりだ。
コロナの影響で事情はわからないではないし、日曜日の朝も平日と同じように普通列車を走らすのはもったいないと言えばもったいない。
しかし、公共交通の使命ということを考えると、JR北海道にとっては改正に違いないが、利用者にとっては改悪って感じだ。
『改正』と言えるのは学園都市線の一部列車の延長ぐらいか。また、明るい話題といえばH100形電気式気動車の投入によるスピードアップってところだろう。
これは1978年の時刻表に載っている列車の編成、当時は「おおぞら」は函館⇔釧路の運行だったが、「おおぞら1号」だと函館⇔札幌は13両、札幌⇔釧路は10両というながさだったのだ(そのうち1両は食堂車)。
いまとなっては信じられないような話だが、逆に言えばだから国鉄は赤字垂れ流し状態だったってことかもしれない(ダイヤ改正を踏まえたわけではないが、最近続けてこれ(JR崩壊)とこれを読み返した。なので三浦綾子の本を読むのは中断、小檜山博の小説は読み始めていない)。
江別駅のホームが長いのはそのためである。
さらに余談第2弾だが、北海道以外にお住まいの方は『狩勝』の意味がわからないかもしれないのでお節介にお教えすると、『狩』は石狩の『狩』、『勝』は十勝の『勝』である。
当時は石勝線(なぜ狩勝線にしなかったのだろう)はまだ開通しておらず、札幌から帯広釧路方面へは函館本線で滝川まで行き、滝川から根室本線に入り、富良野経由で行くルートだった。

そういえば毎時4本だった快速「エアポート」が毎時5本化に増発となったのは去年のダイヤ改正でであった。それを最初に言い出したのって当時官房長官だったいまの首相だったような気がする。
人を運んでこそのJRですよね……