私の今年最初の出勤日は5日の火曜日だったのだが、狭い選択肢の中でいろいろ悩んだ挙句、初日はちょっとリッチにと、駅弁の「知床とりめし」を昼食用に買おうと決めた。
札幌駅改札内の弁菜亭に行くと、しかし「まだ入荷していない」というつれない答え。
しかしここで駄々をこねるようなおとなげのない私ではない。
瞬時に左脳から右脳へとスイッチを切り替え、「では、いしかりを」とジェントルマンそのものの言い方で、「いしかり」を所望した。所望して手にした。
鶏が忘れられなくて……
しかし、私は10時ころになって、やはり『鶏』のことが気になりだした。
思い立ったが吉日のはずが、製造優先度が「いしかり」より低かったために「とりめし」を手にすることができなかったことが悔しい。こんなことならもっと遅い電車でくればよかった(と本末転倒なことまで考えてしまった)。
その悔しさをどこにもぶつけようがないので、なんとかしようとセブンイレブンに行ってみた。
すると「新発売」の『こんなもの』があったので、「いしかり」のオプションとして購入した。
さて、令和3年になっても「いしかり」は変わらぬままだ。そりゃそうだ、だからこそ定番のロングセラー商品なのだ。
で、私がオプションで買い足したもの。
それがこれだ!
『とりめし』を口にできない不満を「炭火室蘭風やきとり」で満たすことにしたのだ。腹も満たし過ぎになったが。
このおにぎりだが(室蘭“風”というのが、いやな表現だ)、確かにタレの焼き鳥の味なのだが、ちょっとクセがある。私にはそれがちょっと鼻につく味だった。マスタードが使われているせいかもしれない。そしてまた、子どもにはちょっと辛さがきついかもしれない。
えっ?『室蘭やきとり』は鶏肉じゃなく豚肉だろうって?
はい、そのとおりです。
細かいことは言いっこなし!
行進曲ってあるとき突然無性に聴きたくなりません?
まるで「とりめし」を欲するがごとく。
「室蘭やきとり」は豚肉とタマネギで、味もタレです。
MUUSAN
が
しました