久しぶりにセブンイレブンの弁当コーナーを訪れ、私は衝撃の光景を目にしてしまった。
私の脳内にその内容やおかずの配置までインプットされている(もちろん食感や味も)、あの「お好み幕の内」に変化が起こっているではないか!
自称「お好み幕の内」評論家の私の存在を無視するがごとく、あっさりとマイナーチェンジされてしまい、ちょっと心に空洞を感じてしまった(疎外感ってやつかしら?)。
いや、「銀鮭弁当」に心を奪われていた最近の私に対して、隙を突いてきたとも言える。
上の写真が今年、ずいぶんとお世話になってきたこれまでの「お好み幕の内」である。
それが今回、このように変っていた。
まず、驚かされたのが白魚のような指の先にできた血豆を思わせる赤い斑点である。
日の丸弁当?
いや、違う。梅ではない。これは明太子である。まるで妖星ゴラスのようだ。
で、ほかにも変化がある。
あなたが見やすいように、そして私が食べられるよう、ふたを取ってしんぜよう。
玉子をはさんで魚系と肉系が対峙
肉巻きフライがちくわの磯辺揚げに替わっている。さらに塩サバの切り身の厚さがほぼ半分になっている。そこで浮いた分を妖星ゴラスに充てたようだ。
玉子焼きの配置が変更になり、から揚げがハンバーグの隣に引っ越した。
『妖星』というのは良くないことが起こる前兆と信じられた不吉な星のことだ。
まさしくこの北海道産米の上にある赤い星は、凶事を暗示していた。
そう、ハンバーグの甘いジェル状のソースがから揚げを汚していたのである。
これは残念だった。
なお、肉巻きフライがちくわの磯辺揚げに替わったことにより、デラックス度が3ポイントほどダウン(満点は100ポイント)。ただし、全体としての「お好み幕の内」ワールドとしては以前のものとほとんど違いは感じられなく、コスパの良い幕の内である地位は保っていると考えられた。
その石井歓が書いた「シンフォニア・アイヌ(Sinfonia Ainu)」(1958-59)は、ここに書いたように、ぜひとも再演&(ステレオ録音での)CD化が望まれる作品だ(個人の感想です)。
ウポポイ開業の記念イベントの一環として札響が演奏&録音してくれないかなぁ(個人の欲望です)。
えぇっ!?「シンフォニア・アイヌ」のCDは取扱いなしだって!?
やれやれ……
あっ、メーリークリスマスいぶ!
この磯辺揚げはあまりおいしくないです。
MUUSAN
が
しました