ええ、酸っぱいものを欲していたんです、、、
 先週の水曜日の朝は、これまでチャレンジしたことのない駅弁を昼食用に購入した。

 札幌駅立売商会(弁菜亭)が自信をもって自ら「売れ筋」と称している「海鮮えぞ賞味」である。

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 サラリーマンの昼食としては駅弁は価格的にひじょうに贅沢であることは異論の余地がないが、さらにこの「海鮮えぞ賞味」は1,080円という高級弁当である。
 1,001円以上の駅弁を会社のデスクで食べるために買ったのは、このとき以来2回目だと思う。

 それでも今回、清水の舞台から飛び降りる覚悟でこの弁当を購入したのは、

 ① たまには冒険してみたかった
 ② 大雪による連日の列車のダイヤの乱れで冷静な判断力を失っていた
 ③ 寿司っぽいものを食べたくなっていた
 ④ たまには初顔の弁当を紹介して読者の機嫌をとりたかった
 ⑤ 弁菜亭の販売員さんの「ありがとうございます」の言葉を欲していた

という理由による。

 原材料はこう。

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 なるほど、カニは毛ガニではなくズワイだったのか。
 トラウトサーモンはけっこうお気に入りの味。

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 加熱したウニがそんなに以上かなり未満に好きではない私は、蒸しウニは速攻で口の中に消滅させた(苦手なものから食べるタイプ)。
 北海道型の昆布は、昆布の味そのものだった。
 これやこれなんかに入っているイクラの味は安定したおいしさだった。
 ホタテは味があまりしなかったが(コロナ感染の初期症状ではない)、食感は良かった。

 ただ、海鮮系だけだと-このことは想定していたが-食べたあとにはちょっと物足りなさが残る。
 ってことは、まだ私もそんなに若くなくはないってことか???

 なに?安く寿司を食べたいなら「おすし」があるだろって?
 いや、寿司は寿司でもこれはまた別次元である(この寿司はひじょうにコスパが良いと思っている
)。

SchubertTroutDemus じゃあ「やまべ鮭寿し」は?
 この駅弁もコスパが良い。サーモンもおいしい。だが、私にはやまべの食感が苦手。さらにボリューム不足である。

 以上、賞味体験談を終える。

 シューベルト(Franz Schubert 1797-1828 オーストリア)のピアノ五重奏曲イ長調ます(Die Forelle)」Op.114,D.667を。

 なお、この日の前日の昼は「銀鮭弁当」、この日の翌日の昼は「銀鮭弁当」を食べたことをご報告しておく。

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