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では、そのイベール(Jacques Ibert 1890-1962 フランス)の「室内管弦楽のためのディヴェルティメント(Divertissement pour orchestre de chambre)」(1930)を。
『DC』は直流ではなく……
1975年の1月に行なわれたこのコンサートのチケットは、『誰か』から数枚タダでもらったと記憶している(なのでチケットの額面がマジックで消されている)。だが、それが誰からなのか覚えていない。数枚というのは、当時の中学のクラスメート数人と一緒に行ったのを覚えているからだ。
佐々木伸浩といえば、私が初めて札響を聴いた「音楽教室」で指揮をしていた人。
誰よりも札響を数多く指揮している指揮者と言われる。
この「デビュー演奏会」の『デビュー』というのがどういう意味合いをもっていたのか、いまもってよくわからない。
このコンサートで、イベールの「喜遊曲(ディヴェルティメント)」を聴けたのは貴重な体験だった。
そもそもコンサートで聴くまでは聴いたことのない曲で、そのウィットにとんだ音楽にその場で即決!って感じで好きになってしまった。
なかなか耳にする機会のない曲に、思いがけず、まだクラシック初心者の頃に早くも出会えたのはラッキーだった。
そして、この曲はいまでもとても好きな曲である。
で、チケットの裏がこれ。
なんか、いいよねぇ~。

そのとおり!