逆に言えば卵以外はまったくたっぷりじゃない
 先週の水曜日の昼はひどくおなかがすいていた。

 いや、朝は食欲がなかったのである。だから朝食はほんのわずかしか食べられなかった。

 ところが(いや、それゆえにというべきか)電車が札幌駅に着くころには、昼休みまで4時間もあるがそれまでの間に餓死してしまわないだろうかと思うくらい、空腹感に襲われていた。

 この日は久しぶりにセブンイレブンで「お好み幕の内」を買って食べようと思っていた。
 そして、セブンイレブンの弁当の棚にたどりつくまで、その決意は固かった。

 だが、この異様な空腹である。
 もちろん過去の反省(若者でもないのにボリューミーな弁当を食べてしまった)や誓い(若者じゃないんだから脂っぽい弁当は食べない)を忘れたり忘れたふりをしたわけではない。
 しかし、この日は勇気をもって、腹をふくらませる道を選んだのだ。

 「お好み幕の内」から浮気した相手は「まんぷく!たっぷり卵の炒飯&やみつき油淋鶏*」。“鶏”の右横のアスタリスクが何の暗号かは知らないが、看板に偽りなく私はまんぷくになった。

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 ただ、炒飯の味はちょっと物足りない感じ(薄味。濃いよりは体に良いのだろうけど)。冷食の「本格炒め炒飯」のような味を望むのは高望みってことだろうか?
 一方、油淋鶏の下に隠れていた、ソース焼きそば(具なし)。少量ではあるが、そのいかにもソースっていう濃い味は、私は嫌いでない。

Renaisance ジョウ4世(King Joao IV ポルトガル)の「誓いの十字架(Crux fidelis)」を。