※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。
知る人ぞ知るって、まあそりゃそうでしょうけど……
1975年1月の第145回定期は、前の月の渋いプログラムとは対照的に、ラフマニノフのパガニーニ・ラプソディやサン=サーンスの交響曲第3番と、色彩豊かな作品が並んだ。
サン=サーンスではオルガンが必要で、知る人ぞ知る(10ページの広告)とは言うものの私はその名をまったく知らなかった(知るはずがない)「クロダトーン」という電子オルガンがパイオニアの高級アンプにつながれ、さらに金管楽器奏者群の後ろに並べられた10台のスピーカーからその音が鳴り響いた。
このパンフレットを読むと、当時は『自動応答録音装置』と称されていたことがわかる。留守電機能のことが。
ところで、小泉和裕はこの演奏会の6日前にすでに札響と協演している。
北電ファミリーコンサートである。
半券がついたままなので、私がこのコンサートに行っていないことがわかるだろうが、それにしても、定期のパンフの写真とシチュエーションが違い過ぎる(履歴書か!?)。この写真はどうかなぁと当時の私でさえ思ったものだ。
なお、北電ファミリーコンサートのチケットは、一応念のために説明しておくが、2つ折りで開くと演奏者のプロフィールや日時に演目が書かれている。
廉価盤LPを購入してこの曲を知ったが、その演奏はミュンシュ/ボストン響。1959年の録音で、LPを買った時点で録音から15年経っていたのだが、それからもっともっともっと時が経ち、録音から60年以上。でも、私にとってこの曲では最も聴く頻度が高い演奏が、いまだにこれなのである。


























クロダトーン、いくらサン=サーンスの3番のときのパンフだからって、ここに広告を載せたからって買う人いないですよね。広告と言えば、本文でも触れてますが、7ページの電話用自動応答録音装置っていうのもひどく仰々しくて笑えます。ミュンシュの録音は、けっこう重低音がなってくれますが、実はこれ歪みなんですよね。でも、迫力はあります。
小泉さんの写真、ほんと笑えます。