※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。
ドンドン、ジャンジャンにチョー興奮!
聴くまでは知らなかったが(すべて私にとっては初物)、この日はヒンデミットやムソルグスキーで各種打楽器が派手に鳴り響き、すっかり興奮してしまった私。
なお、当日プログラムに変更があり、1曲目は第1幕への前奏曲ではなく第2幕への前奏曲となった。
また、解説の黒川氏が“定訳がない”と書いているヒンデミットの曲は、現在は「ウェーバーの主題による交響的変容」というタイトルが定着している。
トランペット奏者の金子さんが、「展覧会の絵」のシュミュイレのパートを顔を真っ赤にして吹いていた光景が、いまでもはっきりよみがえる(金子さんは吹き始めると顔がとっても赤くなった)。
金欠のためである。
C席の4回券で2,000円というのはひどく安いと思うが(さら言うなら、当時はがき代は10円!郵便番号は3桁)、このとき私は中学生。しかも、1年ほど続けていた北海道新聞の夕刊配達のバイトを辞めたので『稼ぎ』がなくなってしまったのだった。
次に「友の会」に入ったのは12月の第144回定期演奏会から。
その間、7ページに広告が載っている「ミリオンコンサート」や、無料の北電ファミリーコンサートに何回か行った。次回はそのあたりのことを。
この日のプログラムのなかから今日はヒンデミット(Paul Hindemith 1895-1963 ドイツ→アメリカ)の「ウェーバーの主題による交響的変容(Symphonic Metamorphosis on themes of C.M.v.Weber)」(1943)を。