箱は別な弁当のものを流用?
 昼に天丼弁当を食べた先週の某日の翌日。

 朝、札幌駅で電車を降り、ホームからの階段も降り、一応はいつもの Kiosk を覗いてみた。もちろん昼の弁当を物色するためである。
 しかしながら、完全に予想がついていた通り、Kioskの棚の品ぞろえは安定のラインナップ。つまりいつもどおりの定番商品が幅を利かせ、変化が見られなかった。

 そこで構内の駅弁店の様子を店員さんの死角になる斜め横の位置からさりげなくうかがってみた。正面から近づくと、相手も買ってくれるものと身構える可能性があるからだ。

 すると、見たことのないパッケージが。
 私は正面に瞬間移動し、内容見本写真をチラ見し、これは駅弁ハンター(誰が?いつから?)としては無視できないと観念し、買うことを決意した。

 「北海道鉄道140年記念駅弁」という立派な名前の弁当で、880円である。

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 昼になって、まずは箱にかけられているスリーブ状の包装紙をはずす。
 すると、箱にはこんな文字が。

 ちょっぴりあの感覚に襲われた。
 つまり、宿泊したホテルの部屋の壁に飾ってある絵画をずらしたら鳥居が描かれたお(ふだ)が貼ってあったってやつだ。だって、いきなり“四季彩”って、140年と関係あるようには思えない唐突感があるではないか!(きっと仕出し弁当用の箱なんだろう)

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  満足の炭水化物量
 この弁当はロングセラー弁当である「石狩鮭めし」(鮭とイクラご飯)と、紅白の俵ご飯が入っている。『紅』は赤飯である。さらに、これまた札幌駅のロングセラー「柳もち」(あんころ餅。金粉をトッピング)も入っている。つまり、ボリュームは十分なのである。

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 ご覧のように、これまた駅弁らしい駅弁、北海道らしい駅弁だ。
 鮭のチャンチャン焼きは鮭の生臭さがなくおいしい。ザンギは、残念なことにちょっとミニ過ぎ。一方できんぴらごぼうはちょっと多くないか?そのあたりのバランスを考慮していただけると-ザンギをもう少し大きくして、きんぴらをもう少し減らすとか-私はより大きな歓びを感じることだろう。

 なお、あんころ餅は警戒して食べたが、入れ歯が外れるというトラブルに見舞われることなく、無事胃の中に納まった。

 この弁当は10月10日から販売が開始されたそうで、限定1,000食だそうだ。
 君も札幌駅へ急げ!

BrahmsSym3Eliska では、鉄道マニアだったドヴォルザーク(Antonin Dvorak 1841-1904 チェコ)の作品を。
 今日は、チェロ協奏曲ロ短調Op.104,B.191(1894-95/改訂1895)。
 

 140年という記念の年だっているのに、JR北海道は来春のダイヤ改正で運行列車の減便を発表した。
 そりゃ新型コロナの影響が深刻なのはわかるが、便数が減る→不便になる→ますます利用客が減る、って負の連鎖が起こることは間違いないだろう。

 通勤時間帯も心配だ(普通列車は主に日中の便を減らすとは言っているが)。朝夕の混むときに減便とか、6両編成を減らして3両編成を増やすなんて痛勤になるような改悪はやめてほしいものだ。

 いまの首相が官房長官のときに強行した快速エアポートの1時間当たり5本運行(それまでは4本)も見直し、減便になるようだ。