20191101Ad  いったい何を嘆いたのだろう?
 「とにかく彼はその金で政党と広告を押え、その構造は今でも続いてる。彼が表面に出ないのは、出る必要がないからなんだ。広告業界と政権政党の中枢を握っていれば、できないことはまずないからね。広告を押えるというのがどういうことか君にはわかるか?」
 「いや」
 「広告を押えるというのは出版と放送の殆どを押えたことになるんだ。広告のないところには出版と放送は存在しない。水のない水族館のようなもんさ。君が目にする情報の九十五パーセントまでは既に金で買われて選りすぐられたものなんだ」

 この会話は、「持続化給付金」の委託を某大手広告会社に丸投げしようとしたことについてのもの、あるいは「Go To キャンペーン」などについてのもの、ではない。

 また読み始めた村上春樹の「羊をめぐる冒険」の一節である(講談社文庫の上巻の106ページ)。

 ここを読んだら、なんだか今回のコロナ騒動での政府や役所が取り進めた国民不在の対策のちぐはぐさや強引さが、あらためて頭をかすめた。

MendelTabe メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn 1809-47 ドイツ)の「羊飼いの嘆き(The Shepherd's complaint)」ロ短調Op.67-5(1844)。

 ピアノ曲集「無言歌集第6巻(Lieder ohne Worte Heft 6)」Op.67(1845刊。全6曲)の第5曲。第1巻からの通し番号では第35曲となる。

 なお上に掲載した写真だが、この広告は今日のブログ記事の内容とは一切関係はない(読めばわかるだろうが……)。
 ただ、一つだけ言えることは、私も元気いっぱいになりたいと思わないでもないということだ。