20200614Cuctus1  後ろ向きなイボと前向きなイボ
 あなたは(いぼ)の話を覚えていらっしゃるだろうか?

 いえ、私の老人性疣贅(ゆうぜい)のことではない。
 こちらのイボは増えることはあっても、あるいは大粒化することはあっても、とれたり消えたり減ったりすることはないまま推移している。

 考えてみれば当たり前の話だ。
 年々老化は堅実に進行しているわけで、老人性のいぼにとってもその立場をわきまえて忠実に進行させているのだから。

 で、私があなたに問うているのは、こちらのイボである。
 「金手毬」(と思われる)柱サボテンにできたイボ。

 コロナ騒動で不安な日々を送りしばらく構ってやらなかったうちに(って、関係ないけど)、こんなに大きくなってしまっていた(見20200614Cuctus2づらいが赤い矢印でしめしたところ)。

 今回は特別に裏側から撮影した姿もご紹介しよう(どっちが表でどっちが裏か知らないが)。

 私はこれを今回、イボから「枝」に昇格させることとしたいが、いかがだろうか?

 リゲティ(Gyorgy Ligeti 1923-2006 ハンガリー→オーストリア)の「無限柱(Coloana infinita)」(コロナじゃないですよ)。

 「ピアノのためのエチュード(Etudes pour piano)」第2集(1988-94)のなかの1曲。


LigetiEtudes