おとといの日曜日は、ご案内したとおり、町内会の花壇づくりをするという一大行事があった。
新型コロナの影響で、総会やら夏祭りやらの中止がことごとく決まる中、なぜか花壇づくりは強行された。ただし、作業する参集範囲を絞り、作業も1日で集中的に行なって終わらせるというものだった。
私はこの行事に初めて参加したが、決め事で驚いたのは、花壇は歩道にあるわけだが、車道側に植えるのはマリーゴールドで、内側はサルビアと決まっていたことだ。
確かに上のリンク記事(なんのことはない。昨日の記事だ)の写真を見ると、去年も車道側がマリーゴールドで、内側はサルビアだ。
マリーゴールドの方が車の排気ガスやエンジン音に強いということなんだろうか?
そしてまた、毎年毎年マリーゴールドと赤いサルビアなのは、この2つの植物なら多少放置しても、元気に育つからってことなんだろうか?
それにしても、私は甘く見ていた。
土起こしと雑草除去がけっこうたいへん。危うく、また腰をおかしくするところだった。
例年より少ないといっても、20人以上の人が手伝いに来てくれた。

アミーロフ(Fikret Dzhamil Amirov 1922-84 アゼルバイジャン)の交響的ムガーム「バーヤティ・シラーズの花の庭」(1968)。
……って、これももうタワレコのオンライン・ショップでは“取扱なし”になっている……
彼女たちも暑いのではないだろうか?
さて、家に帰ってきて、私は大いに悩んだ。
ほんの数日前までは寒くて風も強くて、この『野菜苗ガード』なるビニールで囲わないことには、苗が低温障害でだめになるのは目に見えていた。
しかしあっという間にカッコウが気が狂ったように鳴き、私は熱中症になるんじゃないかと身の危険を感じる陽気になった。まったくもって「陽気なカッコウ」ってもんだ。
そう。さすが勘が鋭いあなただけのことはある。
私の悩みというのは、まさに、囲いをこの日もう外すべきかどうかということだったのだ。
ここ江別は、毎年北海道神宮祭が行なわれる6月の15日前後までは風が強い。
朝晩も冷え込むことがある。
だからビニールの囲いを外すのはかなりの決断力が要るのである。
私はせめて6月に入ってから外すべきだと考えた。
しかし、「6月って明日からじゃないか」と、私の左脳が右脳を叱咤した。
叱咤しただけではない。そのあとのフォローも忘れない。
「大丈夫、きっとそのほうが苗も喜ぶよ」と激励もしたのである。
ということで、若かりし頃にビニールに包まれた雑誌のビニールを取り除くときの高揚感を思い出しながら、苗のビニールを外したのだった。
なお、手前のネギは近所の峯山さんから苗をいただいたものである。
あとは元気に育ってくれることを祈るだけだ。
現在のところ、トマトはもうこんなに花をつけているし、種まきしたエンドウもすくすく育っている。
ビニールを外したその日の夜は、私はハイボールの前にビールを飲んだことを申し添えておこう。
では、今日はお仕事に行ってきます。
電車の隣には、マスクをした人が座ってくれますように。
そして、もしもう一つ願いが叶うなら、咳をしない人でありますように!
あら、それはタイミングを逸しましたね。
MUUSAN
が
しました