20200529Cockoo  軽やかな心になれなかった5月
 あらためて私から言われたくないかもしれないが、今日から6月である。
 1月からぼちぼちと言われ始め、2月にやばいぞとなり、3月以降は完全にやばい日々が続いた。言うまでもなく新型コロナである。あらためて振り返ると、このウイルスにこんなに長く振り回されてきたとは……。そして、ちょっとは感染者数が少なくなってきてはいるものの、安全圏に入るのがいつなのか誰にもわからない状況が続いている。

 デュファイの作品に「この5月に、いざ楽しもう、心も軽く(Ce moys de may soyons lies et joyeux)」という3声のシャンソンがあるが、今年の5月はまったくもって心が軽くって感じにはなれなかった。

 しかし、そうではあっても、気温が上がり、緑が萌え萌えになると、少しは気持ちも盛り上がる。
 金曜日は特に気温が上がり、家にいるのがもったいないくらい。
 カッコウも盛んに鳴いていた(写真は、この日近所で撮影したカッコウ)。

  カッコー、カッコー、カコカコー
 これまでもしつこく書いてきたが、クラシック音楽には《カッコウの声》が出てくる作品がたくさんある。

BrittenMerryCuckooScore ディーリアスの「春初めてのかっこうを聞いて」なんて、曲名がそのまま説明文のようだが、しっとりとした響きの中から元気とはいえないカッコウの声が現われる。

 マーラーの交響曲第1番では、ふつうのカッコウの鳴き声より拡大した4度音階で冒頭から登場するが、第3楽章の葬送音楽のリズムまで4度音階のカッコウ動機である。

 明るく元気なカッコウの鳴き声が出てくるのがブリテン(Benjamin Britten 1913-76 イギリス)の「春の交響曲(Spring symphony)」Op.44(1949。全12曲)の第2曲。その名もズバリ「陽気なカッコウ」。3本のトランペットがカッコウの鳴き声を模倣したファンファーレをリレーする(掲載譜は HAWKES POCKET SCORES)。
 金曜日に江別で耳にしたカッコウの鳴き声も、こんなふうに元気で明るかった(あくまでも喩えです)。

BrittenSSHickox カッコウの声って、ほんとにすてきだ!

 さて、私が勤める会社は、少なくとも今月半ばまではまだ出勤制限を設ける。
 5月よりは出社する頻度が高まるが、通勤時など油断しないようきをつけたい(どうやって?)。

 でも、今日は在宅日かつ本館更新日。明日は出勤日である。