ずっとバックだったんです、ええ、むかしっから……
この4月1日から、江別駅のバス停留所が歴史的転換機を迎える。
いや、ウソではない。4月1日といえども本当のことなのだ。
この江別市の広報誌を見よ!
そう、いままでは江別駅前の敷地内のスペースがバスの停留所兼待機場所だったのだが、それが変わるのだ。
歴史的な出来事と書いたが、どれくらい歴史的かというと、写真を見ると-これは江別駅の東側の跨線橋の中に展示してあるものだ-少なくとも昭和30年代にはいまと同じ形になっていたのがわかる。
モノクロ写真だが、このクリーム色のバス(国鉄バス)には私も記憶にある。
といっても、私の場合は江別でではなく、昭和40年代になってから、西野のじいちゃんばあちゃんのところに遊びに行ったときに札樽国道を走っているクリーム色の国鉄バスを見かけていたからだ。
昭和55年にはバスもいまの塗装色になっている。
次の写真は私が2018年に撮影したもの。
さらに、おとといの朝の光景。
バスが国道12号方面からやってくると、『小屋』のなかからおばちゃんほどほどに年齢を重ねた娘さんが出てきて、駅前の広場に入ってきたバスがバックして所定場所に停車するよう、笛をピピーッ、ピピーッ、ピピーッ、ピー、ピー、ピピィ~~ッ!と吹いて誘導する。
駅を利用する人は、みな特段注意を払っていないようだが、これっていまどきではけっこう珍しい光景だ。それが見られなくなる、聞けなくなるのは寂しいものがある。
もみじとかも多くてけっこう危険
どうしてバス停を移動するのかというと、住宅地としての開発が進み江別駅利用客が増えたことで送迎のマイカーで駅前のスペースが混雑し、危険かつ運行に支障が出てきたためだという。確かに、狭い駅前の広場は時間帯によってはかなり混雑する。よく接触事故が起きないものだ(バスが入ってきたときに、誘導員に文句をつけていた送迎に来たマイカー運転ののおっさんを見かけたことがある。アホかっ?邪魔なのはどっちだ?)。
送迎がダメと言う気も権限も私にはないが、そもそも駅前のスペースが今となっては狭すぎる。その前の変型交差点を改良して、駅前広場を整備できないものだろうか?
それと気になるのは、今後バスの運転手さんはトイレを利用する際、どこまで行って用を足さねばならないのか、あるいは江別に着いたバスは次の出発までどこで待機するのかってことである。