サーチできなくなったって意味?
 主として妻が使っているノートPC(昨年私が買ったものではなく、2016年に購入したもの)の起動が、そしてインターネット・エクスプローラーの起動もチョー低速なので、なんとかしてやろうと思い立った、お節介だけど親切な私。

 日曜日(3月22日)の朝、一応はネットでどのような療法が良いか調べたのち、実行に移した。

 なになに、“WINDOWSの管理”から“サービス”を選び、〔Windows Search〕を無効にすればいいって?

 よしよし。
 おや?薄い文字のままで反応しない。
 そっか、管理者としてログインしなきゃ操作できないんだ。

 ということで、管理者としてログインし操作再開。

 〔Windows Search〕のほか、無効にすると高速化が期待できるとネットの記事に書いてあった〔Application Information〕、〔Distributed Link Tracking〕、〔Phone Service〕、〔Telephony〕も無効にした。

 そのあと、もう一度無効化したものを確認しようと、同じように“WINDOWSの管理”から“サービス”をクリックすると、なんと目を疑うようなメッセージがっっっっ。

20200322Error

 これはやばい気配。というか、ア・リ・エ・ナ・イ、アリエナイ!(←クリステル調に!)

 だが、この段階ではまだちょいと楽観視していた私。再起動すりゃあ元に戻ってるのでは?って根拠もないのに確信して再起動。

 でも、ダメなものはダメ。

 管理者ではない他のユーザー(仮に“美男子パパ”としておく)でログインし、この“サービス”をクリックすると、あの地獄からの使者のようなエラーは出ずに内容がちゃんと表示される(操作はできない)。
 ってことは、この場所そのものがぶっ壊れたのではないようだ。

  昇格もできないし、世間は冷たいし……
 その“美男子パパ”を、管理者に昇格させてたら操作できるかもしれない。そう思い、もう一度管理者権限でログインし、“美男子パパ”を管理者に格上げしようと思ったが、反応してくれない。

 ネットでこの現象、つまり“指定されたサービスは無効であるか、または有効なデバイスが関連付けられていないため、開始できません”のエラーへの対処法を調べるが、何とかいうソフトを買えだの、ウインドウズそのものを入れ替えろだの、私の望むことには程遠いものばかり。だって、私は親切心でいくつかの動作を無効にしただけなのだ。仕打ちとしてはひどすぎる。
 それにしても人に物事を教えてくれるはずのサイトで、人に物事を教えようという姿勢が見られない回答がどうしてあんなにあるのか不思議だ。

 〔msconfig〕を起動して回復を試みるという手法もあったが(信頼できるNEC筋の情報)、〔msconfig〕を入力しても同じエラーメッセージが出るだけ(末尾のファイル名は異なる)。つまり〔msconfig〕もランさせられない。

 システムの復元をしようと思ったが、あれっ?有効に設定しているはずなのに“復元ポイントがない”などと言いよる。

 万事休す……

 それでも、「もしかして」と思い、これまたネットにあった情報をもとにセーフモードで再起動。

 “設定”→“更新とセキュリティ”→“回復”→“今すぐ再起動”→“トラブルシューティング”→“詳細オプション”→“スタートアップ設定”→“再起動”→(NECのロゴが表示される画面)→“4.セーフモードを有効にする”→(パスワード入力)。

 よかった、ここまで無事進むことができた。
 これでセーフモードで起動できた。

 そのあと、“スタート”→“すべてのプログラム”→“アクセサリ”→“システムツール”→“システムの復元”へ進もうとしたが、“システムの復元”という項目がない。

 そこで、このセーフモードの状態で、“Windows管理”→“サービス”と進む(つまり冒頭の無効化のときと同じ)。マウスが使えないのでとっても不便。

 しかし、この状態だと、エラーが出ることなく、“サービス”に進むことができた。
 そこで、朝に無効化した項目の“無効”を“自動”もしくは“手動”に変更(というか元に戻した)。

 祈る気持ちで通常モードで再起動。
 すると、なんということでしヨおぉっ!
 “Windows管理”→“サービス”と進んでもエラーは出ず、元に戻った。
 私は余計なことをして2時間後出発地点に戻ったのであった。
 やれやれ。

297B でわ、モーツァルト協奏交響曲変ホ長調K.297B(K.Anh.9)を。
 失われた協奏交響曲をR.レヴィンが復元したものだが、そのいきさつについてはここをご覧あれ

 “指定されたサービスは無効であるか、または有効なデバイスが関連付けられていないため、開始できません”でお困りのそこのあなた。セーフモードがあなたをセーフに導いてくださるかもしれません。ご参考まで(逆にそういうトラブルと無縁の人には、今日の記事はまったく価値のないものである)。