いよいよもって、本日からお仕事である。
まだ出向の身であり、定年後の再就職ではないが-それは1年後、すぐにやって来る-事実上、第2の人生のスタートである。
よくよく考えれば、中学生のころから左胸が痛いだの、高校生になると常に胃痛に悩まされていたとかコーラの飲みすぎで若年性糖尿病になるのではないかだの、大学生のころは血尿が出たとか、社会人になってからはドックでいろいろと刺激的な結果を導き出してきた私だが、よくぞ第2の人生のスタートラインに立てているものだと感心する。
この1か月間(引っ越しがすごく良いきっかけとなり)かなりのモノを処分した。
私の個人的な物もあったし、わが家の所有物として押し入れや納戸に収められていたものもある。
本棚とかふとんなどといった大物もあったし(本棚は大物中の大物なので粗大ごみとして持って行ってもらわなければならない)、BOOK OFFに売った書籍類やOFF HOUSEに売った雑貨類などもある。
BOOK OFFに持って行く音楽関係の本を確認していたら-だって1万円札を挿んでいるのをすっかり忘れている可能性だってあるではないか!-、ページの間から、むかしの札幌交響楽団の定期会員証が出てきた。しおりがわりに使っていたらしい(が、なぜ会員証をそういうふうに使ったのかまったく記憶にない)。
このときの更新がたまたま新しい用紙に替わったタイミングだったようだが、1985年春季のシーズンである。
1985年の春といえば、私が就職したときのことだ。
1か月ずれているとはいえ、第2の職場に行くタイミングでこれが出てきたなんて、なんだか運命的というか、キリスト教的に言えば、わが身に神のご加護があるような気がしてくる。
久津見さんの印鑑が押してあるが、事務局にいらっしゃった久津見さんは応対も新設・丁寧で(学生だった私なんかにもきちんと対応してくれた)、とても感じの良い人だった。
4回で9,200円というのにも隔世の感がある。いや、実際隔世してんだけど。
このシーズン、しかし自分の記録を見ると、4~6月の3回は聴きに行けていない。
そりゃそうだろうな。新入社員だもの、何かとあるわいね。
社会人になって最初に行ったのは7月の第261回定期。
メインはラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲。あっ、指揮は岩城宏之ね。
なお不思議なことに、この年の秋季以降からはきちんと毎回聴きに行けている。
なにがあったのでしょう???