20200211Chinkairou  雁来大橋を渡ると、そこは雪国だった
 先週の火曜日(建国記念の日)の昼は札幌の新琴似に住む長男のところにちょっとだけ立ち寄り(275号線を途中で丘珠空港方面に折れ、さらに栄町を抜けたが、雪まつり(つどーむ会場)のことを失念していた。交通規制による渋滞に巻き込まれる羽目になった)、一緒に昼食をとった。
 「鎮海樓」という中華料理店で、アラカルトでエビチリや回鍋肉、チャーハンや海鮮あんかけ焼きそばなどを頼んだが、どの料理もレベルの高い味。そしてボリュームがある。もちろん値段も高くはない。
 こういう中華料理屋が家の近所にあればいいのになぁと思った次第だ。
 それにしても、確かに札幌は雪が多かった。

  1年後には定年のくせして《大盛り》
 木曜日は新札幌に用を足しに。って、おしっこをしに行ったのではなく、妻と買い物に行ったのである。

 平日の昼にヒマしてるなんて、もしかしてMUUSAN、リストラ?

 だから、違うんだってば。
 1年後に定年退職を迎える私。今回の人事異動で定年退職後の再就職を前提として、その再就職予定先に出向することになったのである。いまは、その出向待機期間。来月から出勤で、それまでは自宅で自己啓発をするように命ぜられているのだ。
 この日は、野外学習ということで新札幌に行ってみたというようなものだ。

 昼は「八雲」。
 この日のサービスメニューは『天ざるそば』930円。
 で、勢い余ってやってしまったのである、私は。自分の分を大盛りで注文したのだが、運ばれてきて愕然。あまりにも量が多い。

 そうだった……
 ここは東京の老舗そば屋とは違ってしみったれていないのだ。

 ふつうの盛りでも十分な量があるのだ。このミス、前にもしてしまったことがあるような……(メニューは違うが、ふつうの盛りでこの量)。
 なんとか完食。ふぅー。途中何度かくじけそうになった自分を鼓舞しなければならなかった。
 妻は、「無理しないで残したら?健康のためにも」と親切なる言葉をかけてくれたが、景気よく大盛りを頼んでおいて、残すなんて店の人に愚かと思われるに決まっている。そんな恥ずかしいことはできない。それに食べ物を無駄にしていると思われたくもない。

  どう見ても故障ですよね?
 金曜日は定例の病院通い。
 今回は採血の結果は血糖関係のみ聞き、翌日以降に判明する他の項目は次回通院時に聞くことに。
 血糖関係の値は正常。
 
 そのあとは《待機組》なのでなんだか敷居が高かったが、本社の人事課へ。
 なんのことはない、人間ドックの申込書を持って行ったのだ。4月にドックを受けるが、札幌で受けるのは9年ぶりってことになる。

 そのあと、ニコンのA900がなぜあんなことになったのかをねちっこく追求すべく某家電量販店へ。
 いや、クレームをつけようというのでは、もちろんない。
 どういうことが原因であんなことになったのか、そのヒントを知りたいだけなのだ。じゃなきゃ、すっきりしない。

 と、幸いにも『ニコン』という名札をつけた応援販売員がいた。

 その人に声をかけ、かばんからカメラを取り出し、電源スイッチを押し、そして切り、あのわけのわからないカメラの振る舞いに尋ねた。

 「これ、1年半前に買ったんですけど、突然こんな風になったんです。かなり深刻な故障ですか?」
 「う~ん、はあ……。設定とかではこうはなりませんね。故障なんですね」

 そんなことわかってるよ!と言いたいところをぐっとこらえ、私は続けた。

 「メーカー修理に出すとかなり金額がかかりますか?」
 「なんとも言えないですけど……」

 なんとも頼りない応援販売員だ。本当にニコンの人なんだろうか?
 全然「このたびは弊社の製品で不愉快な思い、そして多大なるご迷惑をおかけして申し訳ございません」みたいな様子が見られなかったけど……

 もうやめた!
 って、ニコン様から温かい、というか、同情というか、誠意ある対応がなかったので(って、この1人の応援販売員さんにすべての責任を背負わせるつもりはないけど)、吹っ切れた。

 というか、実はその前の週に、私はついにスマホを持つことを決めたのである。
 画素数とかセンサーとか、細かな比較はしていないし、間違いなくA900の方がカメラとしての性能は高いだろうが、このときすでにカメラはスマホのものを使うことを固い決意をしていたのだった。
 応援販売員さんの言葉は私の決意が正しいことを支持してくれたとも言える。

BrittenSSHickox さて、夜は晴藤さん、秋吉さん、そして毬栗さん私の歓迎会兼ご苦労さん会を催してくれた。
 この3人は同期入社で私の後輩にあたるが、彼らが入社したときから私とは縁があるのだ。
 しかも(ってことはないが)、
 このような仕打ち、いや、計らいをしていただき心から感謝である。

 ブリテンの「歓迎の頌歌(Welcome ode)」Op.95(1976)。
 童声合唱とオーケストラのための作品である。

 スマホの話は、明日以降にでも!