『みそラーメン』の誕生は昭和40年代
 今年に入り、関西のお雑煮はみそ味だが北海道はしょうゆ味だの、松山に懐かしのどさん子ラーメン」があっただの、私はラーメンといえばみそではなくしょう油派だの書いてきた。

 だが、先日食べたこのみそラーメンは、インスタントながらなかなおいしかった。

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 私はこれを、あのラーメン同様、ルクアの地下の阪急オアシスで買ったのであるが、旭川の藤原製麺のがんばりに拍手を送りたい。

  開封するのに勇気を要したが……
 昭和40年といえば、1965年である。

 この年、ヴァレーズ(Edgard Varese フランス→アメリカ)が亡くなっている(1883年生まれ)。

 ヴァレーズは、“スコラ・カントルム、パリ音楽院で学び、初期のロマン主義・印象主義的作品の大部分を破棄。1915年アメリカに渡ってからは、近代音楽の最前衛的手法、とくに未来派的なものをとり入れた作風に転じ、騒音主義(bruitisme)といわれた。ミュジック・コンクレート、電子音楽の一つの先駆と考えられる”(井上和男編「クラシック音楽作品名辞典」:三省堂)作曲家。

Varese そのヴァレーズの「アイオニザーション(イオニザシオン,電離。Ionisation)」(1930-33)。

 ここここでも書いているが、41の打楽器と2つのサイレンのための音楽で、要する奏者は13人。

 私がもう40年来聴いているのはメータ/ロス・アンジェルス・フィルの演奏。
 だが、この録音は廃盤。

 私は未聴だが、代わりにヤンソンスのディスクを紹介しておこう。

 1965年といえば、私はまだ4歳。
 当時、あのお姉さま方が元素の周期表を暗記させられているなんて思ってもみなかった。
 だって、元素自体知らなかったもの。
 そいてそれから12~13年後に、自分も『水兵リーベ』なんて覚えさせられるなんて、想像もしていなかった。だって、想像の範囲を超えてるんですもの。

 一生懸命覚えたが、社会人になって役立ったことは一度もない。そもそも忘れてしまってるし。

 みそといえば、阪急系のコンビニasnasに売っていたこれ。

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 外観はあまりおいしそうに見えないが、なかなか深い味わいだった。